“踊る結婚式” ★★☆
You'll never get rich
(1941年アメリカ映画)

監督:シドニー・ランフィールド  音楽:コール・ポーター他 
出演:フレッド・アステア、リタ・ヘイワース

 

フレッド・アステアが、当時セックス・シンボルとして一斉風靡したリタ・ヘイワースと組んでのミュージカル。
とはいってもMGMではなくコロンビア映画ですから、リタ・エイワース主演ミュージカルにフレッド・アステアが招かれた、ということなのかもしれません。※昔観たリタ・ヘイワース主演のミュージカル「カバー・ガール」、こちらはジーン・ケリーが共演していますが、MGMから貸し出されての出演だったといいますから同様のことだったのかもと思う処。

冒頭からフレッド・アステアが登場。さすがにフレッド・アステアが登場するだけで画面が引き締まります。これは期待できそうだとすぐ確信。

ストーリィは、浮気性の興行主が女性ダンサーの一人へ勝手に執着。彼女の名前を入れたブレスレットを贈ろうとしますが、資産家の妻にバレそうになり、とっさに舞台演出家の所為にする、という処から始まるドタバタ恋愛コメディ。

このストーリィ自体が面白い。一転二転、再々転という恋愛&行き違いストーリィがスピーディに展開されていきます。
舞台演出家役のフレッド・アステアもいつも以上に喜劇性を発揮しています。
ただ、アステア、軍服姿より、やはり燕尾服の方が似合うなぁ。

ダンス場面はアステアの方が圧倒的に多く、リタ・ヘイワースのダンス場面は限られますが、それでも中盤2人が一緒に踊るシーンは観応えがあります。
アステアが長くコンビを組んだジンジャー・ロジャースとのコンビに比べ、かなりスパイスが効いている、リタ・ヘイワースのダンスも中々のもの、という印象です。

これは観ておいてよかったと思う、フレッド・アステア出演作の一つです。
お薦め!

2022.04.12

 
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