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「稲妻」「浮雲」に続く成瀬巳喜男・高峰秀子コンビによる林芙美子作品の映画化。 とにかく目を奪われるのは、他の作品とは全く違う高峰秀子の姿がそこにあることです。いやもっと正確に記すなら、「放浪記」の主人公そのものの“林芙美子”という人物がそこにいる、ということ。 「放浪記」で描かれた林芙美子の半生は、極貧の暮らし、何度も男に裏切られることの累積と言ってよいもの。 ※高峰秀子作品をずっと観てきましたが、この年代になると私自身が子供の頃からリアルタイムで観ていた役者さんたちがやたら大勢出演してきているのが面白く感じられます。 2012.03.11 |
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