“もしも徳川家康が総理大臣になったら ★☆
(2024年日本映画)

監督:武内英樹
原作:眞邊明人
出演:浜辺美波、野村萬斎、赤楚衛二、GACKT、竹中直人、高嶋政宏、江口のりこ、池田鉄洋、小手伸也、長井短、観月ありさ、

  

新型コロナの感染拡大、その猛威により日本社会が壊滅的に混乱、しかも内閣の閣僚まで感染症してバタバタ倒れ、総理大臣は死去するという危機到来。
その非常事態時に政府は、AI技術により歴史上の偉人たちを復活させ、彼らによる最強内閣を作る、という奇想天外な手に打って出ます。

そして復活した偉人たちとは、聖徳太子、紫式部(観月ありさ)、北条政子(江口のりこ)、足利義満、織田信長(GACKT)、豊臣秀吉(竹中直人)、徳川家康(野村萬斎)、徳川綱吉、徳川吉宗(高嶋政宏)、坂本龍馬(赤楚衛二)、といった面々。
総理大臣は徳川家康、官房長官が坂本龍馬、といった具合。
そこに、スクープをものにせよと上司から命じられ、官房長官である坂本龍馬に接近するのが、テレビ局の新人記者=西村理沙(浜辺美波)。

偉人大臣たちの思い切った手に日本社会は活気を取り戻すのですが、偉人内閣の中で裏切りが発生・・・・。偉人内閣の、日本社会の命運はさてどうなる?

本作、コメディです。
とはいえ最後、政治に対する日本国民の無関心さに、警告と奮起が訴えらえるという場面があり、現実的なメッセージになっている点は、評価したい。

なお、裏切った人物が国民に対して自分をアピールする姿、私にはロシアのプーチン大統領と重なって見えたのですが、皆さんは如何でしょうか。

2024.07.26

                    


  

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