“瞼の転校生” ★★ 監督:藤田直哉 |
“若手映像クリエイターの登竜門”SKIPシティ国際Dシネマ映画祭20周年と(埼玉県)川口市政施行90周年を記念し、東日本大震災を出発点に、孤独な女子2人を、小学生時、埼玉県と川口市が共同制作した長編映画、とのこと。 主人公は、旅回りの大衆演劇一座に生まれ、一か月という短い期間で転校を繰り返す中学生の裕貴。 <パティファイブ>は解散したものの、建の推しである浅香が縁あって裕貴の一座に加わったり、茉耶が体重演劇にハマッたりと、それぞれに変化が生じていきます。 僅か一ヶ月という短い期間ですが、三人の間に確かな友情が芽生えたこと、それによって各人それぞれが一歩成長したといえるストーリィに、好感大。 千秋楽、最後の舞台、そこで建はどういう選択をするのか、という場面が見どころ。育まれた二人の友情が感じられて、佳いですね〜。 2024.03.02 |