“ルックバック ★★
(2026年日本映画)

監督:是枝裕和
原作:藤本タツキ
脚本:是枝裕和
出演:出口夏希、蒔田彩珠、七瀬ふうり、岡田六花、野呂佳代、宮藤官九郎、菅田将暉

 

観る予定はなかったのですが、評判が良さそうなので、観に行った次第です。

お互いに漫画好きということで手を携えて歩み始めた少女二人の、小四から13年にわたる物語です。

主人公の藤野(七瀬ふうり→出口夏希)は、学年新聞に四コマ漫画を連載していてクラスメイトたちから人気のある少女。
その藤野、担任教師の玉井(宮藤官九郎)から頼まれ、四コマ漫画のひと枠を隣クラスの不登校だという生徒に譲ったのですが、その京本(岡田六花→蒔田彩珠)が描いた漫画をみて愕然とします。絵の上手さが段違い。ショックを受けた藤野は、デッサンに関する本を買い込んでデッサン力に磨きをかけます。

その二人が直接出会ったのは、終業式の日。玉井に頼まれて藤野、京本の家に卒業証書を届けに行きます。
帰ろうとする藤野を追いかけて家を飛び出してきた京本、藤野に「藤野先生」と呼びかけ、藤野先生の漫画のファンです!と。

それからの藤野と京本は、二人で漫画を共作する日々。そしてついに、集英社のコンクールに応募し、「藤野キョウ」というペンネームで本格的に漫画を描き始めます。
しかし、輝かしい日々はいつまでも続かず、高校卒業を前にして藤野と京本がついに訣別する日が来ます・・・。
その後、二人はそれぞれの道を歩みますが、思いもよらぬ出来事が・・・。

二人の少女が手を携え、生き生きとした日々を過ごしている様子が、とても瑞々しい。田舎町の広々とした景色もそこに彩りを加えています。
でも二人の日々がどんなに充実していても、成長していけば夢、道が別れるのは仕方ないことであり、当然のことでもあります。
最後は痛ましくて仕方ないものですが、ありえたかもしてないもう一つ別の未来が描かれていることによって、救われたような気持がします。

二人の少女の、忘れ難い青春譚。心を洗われるような、気持ち良い作品でした。

2026.09.14

               


  

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