レンタルDVDによる鑑賞。
陸上のホープだった女子高生の橘あきら、アキレス腱を切ったことで競技を続けることができないと思い込み、陸上部を去って今はファミレスでバイトをして日々を過ごしている。
そのきっかけとなったのは、そのファミレス店の店長であるバツイチ中年=近藤正己から優しく声を掛けられて、好きになったこと。
「好きです」と言って一方的かつ強引に迫りまくる女子高生に、たじたじとなりつつ困惑する店長。コミカルであると同時に心温まる思いがします。
主役を演じる小松菜奈のキレのある演技、その走るシーンの爽快さが、すこぶる楽しい。
中年店長の良さをきちんと見抜いているところが、この主人公の清新な魅力。
そしてまた、女子高生に恋される中年店長の大泉洋の演技が流石。
ファミレスの若いバイトたちから、頭を下げてばかりでみっともない、と言われてしまうのもごもっとも。でも、女子高生から恋されるような優しさを持っているところも事実です。
どこまでも真っ直ぐで、爽快な青春恋愛ストーリィ。私好みです。
最後、決して終わりではなく、これからも道は続いていくのだ、というメッセージが好感。
2019.09.28
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