“春に散る” ★★ 監督:瀬々敬久 |
沢木耕太郎によるボクシング小説、「春に散る」の映画化。 初老の元ボクサーが、若い現役ボクサーの懇願を入れて彼の再挑戦を指導、サポートしていくというストーリィ。 見所は、本映画の為でしょうか、鍛え上げた横浜流星の肉体が凄い。まさに現役ボクサーそのものです。 本映画、広岡仁一と黒木翔吾の2人を主人公に据えている印象ですが、本来原作での主人公は広岡仁一の筈です。 また、映画という時間の制約からでしょうか、かつてのボクシング仲間は広岡を含め4人だったのですが、3人に変更され(片岡鶴太郎と哀川翔)、さらに3人が揃って翔吾のサポートに付くのではなく、哀川翔が演じる藤原次郎は翔吾のライバルである大塚のサポートに付いているといった違いがあります。 といろいろ不満を述べましたが、映画としてはよく出来た作品と思います。 2023.08.26 |
※原作 → 「春に散る」