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コミックスの実写映画化とのこと。コミックス、まるで見も読みもしないため、大ヒットコミックスと言われてもまったく分かりません。
ともあれ、だいぶ評判が良いらしいので観に行った次第です。
結果として、思った以上に面白かったです。充分に面白かった、と言っても良いです。
舞台は、明治末期、厳冬の北海道。
アイヌの巨額埋蔵金を巡り、“不死身の杉元”という異名をとる日露戦争帰りの元兵士＝杉元佐一（山﨑賢人）、アイヌの少女＝アシリパ（山田杏奈）、五稜郭戦争で死んだはずの土方歳三（舘ひろし）、狂人的な陸軍将校＝鶴見篤四郎（玉木宏）といった連中が入り乱れて埋蔵金の謎を追う、というストーリィ。
山﨑賢人については、「KINGDOM」でもアクションを繰り広げていますから、本役にもまったく違和感はありません。
また、顔ぶれが豪華、といって良いでしょう。
ただ、その中で本ストーリィに格段の魅力をもたらしているのは、アイヌの少女、アシリパの存在。
明治末期、厳冬の北海道という舞台に、様々なアイヌの智慧を駆使するアシリパというキャラクターはなんと輝いて見えることか。
アシリパを演じているのが、山田杏奈。本作では彼女の姿を追っているだけで楽しい限りです。
なお、本作では決着はつかず、まだ走りだしの巻、というべきでしょう。
今後の続編、不死身の杉元とアシリパの活躍が楽しみです。
2024.01.24
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