“チルソクの夏” ★★ 監督:佐々部清 |
「チルソク」とは七夕のこと。 下関と韓国・釜山との交流陸上競技大会。大会役員である郁子は、高校時代に思いを馳せます。 戦争という傷跡が残っていて、大人たちがそれを忘れられないのは現実問題として仕方ないこと。その中で郁子と安クンの文通や約束は小さなことかもしれませんが、その小さなことの積み重ねから人と人との相互理解、交流が膨らんでいくのだということ、そうした小さなことを大切にしていくことの貴重さを、強く印象付けられる作品です。 ※おまけの楽しみかもしれませんが、「なごり雪」「横須賀ストーリィ」「カルメン」などの当時のヒット曲が4人によって歌われるのも懐かしい。 2005.04.16 |