“ちはやふる−結び−”　★☆
（2018年日本映画）

監督：小泉徳宏
原作：末次由紀
脚本：小泉徳宏
出演：広瀬すず、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、松岡茉優、賀来賢人、松田美由紀、國村隼

前作から早や２年が経ち、綾瀬千早たちは最後の夏を迎えます。
新入部員２名を得て張り切る千早でしたが、東大理�V合格を目指す真島太一は受験勉強と競技かるたの板挟みとなって悶々とするばかり。ついにかるた部を去ります。
一方、瑞沢高校かるた部との対戦を目指し、綿谷新も自分の高校で新たにかるた部を立ち上げます。そのメンバーは、新を恋い慕って止まない、前回クイーン線で千早を破って準クィーンとなった我妻伊織を初め、実力者ばかり。

太一が抜けて苦戦続きの瑞沢高校でしたが、１年新入部員の活躍もあり、何とか全国大会に進出するのですが・・・。
その頃太一は、東大３年で名人となり、今も連覇を続けている周防久志と行動を共にしていた・・・。

いろいろ見所は設けられていますが、結局は本物語の幕を降ろすためのストーリィと感じました。前作のような、これから何かが始まる、皆が集まって新しいことを始めるというワクワク感はもう余りありません。勝負のためのストーリィといった印象。
主題歌は、前作と同様“Perfume”。しかし、前作の「FLASH」と異なり今回の「無限未来」はかなり落ち着いた曲で、つい「FLASH」が懐かしくなりました。

残念というか、少々気の毒ではないかと思ったのは、クィーン＝若宮詩暢を演じる松岡芙優がコメディ的な役回りしか与えられていなかったこと。折角のクィーンだというのに。

2018.03.18