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●「江戸お留守居役の日記−寛永期の萩藩邸−」● ★★☆ 日本エッセイストクラブ賞 |
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1994年11月 2003年10月
1995/01/07
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三代将軍家光の時代、萩=毛利藩にて初めての江戸留守居役に登用された福間彦右衛門の「公議所日乗」の記録を元にした書。 福間彦右衛門、萩から初めて江戸へ出てきた翌年、42歳の働き盛りでお留守居役に任命され、以来20年間に亘って同役を務めた。その間一度も帰郷することなく、藩主の勧めで国許の妻とは別に江戸での妻を娶り、子供ももうけています。 実際、本書を読んで様々な事件の処理のことを知ると、如実にそう感じます。 お留守居役と幕閣・旗本/支藩との対立/萩藩の江戸屋敷/他藩との交渉/町人と江戸藩邸/御家のために/二つの代替わり |