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1969年山口県生、慶應義塾大学法学部政治学科卒。会社勤務を経て96年北海道新聞社入社。98年初めて台湾へ。2000年からドキュメンタリー映画、劇映画の制作、宣伝に関わる一方で台湾取材を開始。01年から重症心身障害者施設の生活を3年間にわたって追ったドキュメンタリー映画「わたしの季節」に取材スタッフとして参加。その時のスタッフが再集結し、初監督作品「台湾人生」を完成させた。 |
「台湾人生」 ★★☆ |
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2018年01月
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日清戦争の後、日本は清から台湾の割譲を受け、台湾を約50年に亘って実効支配した。 戦前から日本が統治していた台湾は、戦時中の他の日本殖民地と違って日本人に対し好意的であるという傾向は昔から耳にしていましたし、また実際に訪れてみて実感したところですが、日本および中国に対しここまで強い思いを抱いていたのかと、改めて愕然とする思いです。 そうした台湾の“日本語世代”の人たちから、その苦難の人生を日本語で語ってもらったドキュメンタリー映画「台湾人生」の、本書は書籍版とのこと。 解けない数学/日本人として、台湾人として/九份のバス停から/忘れえぬ恩師/台湾原住民の誇り/茶畑に囲まれて/出会いを重ねて |