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大阪府生、関西学院大学文学部卒。ロンドン大学東洋アフリカ研究所及びデヴィッド財団コレクションで修士課程(東洋陶磁)を修了後、ロンドンの古美術商スピンク・アンド・サンの東洋美術部に勤務。帰国後は古美術取引、美術関連本の翻訳を手がける。98年「ロンドン骨董街の人びと」にて講談社エッセイ賞を受賞。 |
●「ロンドン骨董街の人びと」● ★★ |
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2001年3月
2001/03/28 |
ロンドンの古美術商スピンクに就職した著者の見聞記、と言うのがふさわしい本です。 東の果ての旅立ち(古美術鑑定ショーへ行く)/英国紳士の豊かな遺産(デヴィッド財団コレクション)/セント・ジェームズ街の古美術商(王室御用達の古美術商への就職)/仕事部屋は屋根裏の宝物殿(誇り高きディーラーたちと)/コレクターたちのクリスマス(英国コレクター気質)/古美術商たちの華麗な六月(グロヴナー・ハウス・アンティックス・フェア)/貴族の館のオークション(ハウス・セール)/ある古美術商の死(石の神々) |