●「ステーキの焼き加減」● ★★★ |
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1983年4月 1885/11/12 |
読んでいるうちに腹が減ってたまらなくなる。そして、いろいろな美味しいものが食べられて、さらに美味しいものを十分に味わえる味覚を備えていることが羨ましい、というのに尽きる。 何より、フランス料理とか専門家ぶるとか、気取ることの全くないところが良い。 普通の人が、美味しいものにただただ舌鼓を打っているという感じなのである。 読後に思うことはただひとつ、美味しいものを食べに行きたい!ということ。 なお、美味しいものを見分けるためには、常に美味しいものを食べているという訓練もまた必要なのである、と思う。 ステーキの焼き加/料理学校で習った料理はうまいか/フランス料理天国、日本/女性味覚おんち論/餅菓子を好きですか/古き良き時代の匂う洋菓子/伸ばせば伸びるカツレツの肉/明治の洋食、その味の遺産/中国料理好食的魅力/胃袋とハートを満足させる方法/海からくる風と羊/丸梅、二代の女将さん/名人の眼力/客は大事、器も大切/珈琲と求道精神/リンゴの中の謎/神通力をもつ料理人/東京の新フランス料理/男の芸/ニューヨーク、食べ物屋/アメリカの民族の味/食べ物、掘り出し物/格調高きフランス料理/野生の果物の味/史上最低の食通の名を持った店/ロアンヌへの旅/豚の足の料理について/うなぎ二点/横丁のうまいものや/思い出のハンガリア料理/ローマの由緒ある菓子店/物騒になったローマの街で/イカの黒いスミ、そのおいしさ/中国茶ガブガブ/とても堅い牛肉がステキなオカズになった/格上げされた豚肉/サンニンの香り/わたしの味覚をつくった故郷のそば |
●「骨の髄までうまい話」● ★★ |
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1997/06/23 |
前に読んだ「ステーキの焼き加減」がとても面白かったので、楽しみにしていた書。 以下印象に残った部分。 *秋にマツタケ、冬はトリュッフ |