2001年6月
メディアファクトリー刊
(900円+税)
2002/10/05
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「ハリー・ポッター」の作者である、ジョアン・キャサリーン・ローリングの物語。
前半は、ジョアンがどんな少女であったか、少女時代から「ハリポタ」の作者となるまでの経歴を語るもの。正直言って、ジョアンを褒め上げるような傾向が多少あることは、この類の本としてはやむを得ないことでしょう。
後半は、「ハリポタ」執筆の前後にわたるエピソードの紹介。
「ハリポタ」の作者はどんな女性なのか、どんな風に「ハリポタ」は執筆されているのか、という素朴な関心に応える案内本と言って良いでしょう。
「ハリポタ」での成功後、作者ローリングは数多くのインタビューに応えており、本書の内容もそれらを元にしていますので、その意味で本書を読むとローリングのことが良く判る、と言えます。
ちなみに、いつも「J.K.ローリング」と記されていますが、これは販売当時、女性作家だと判って売れ行きが悪くなるのを避けるため、わざと頭文字だけにしたのだそうです。
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