デズモンド・モリス著作のページ


Desmond Morris 1928年生、英国の動物行動学者。バーミンガム大学卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。67年「裸のサル」が世界的ベストセラーになる。「マンウオッチング」「人間動物園」など著書多数。


1.裸のサル

2.裸の眼

  


   

1.

●「裸のサル−動物学的人間像− ★★★
 
原題:“THE NAKED APE”




1967年発表

1969年11月
河出書房新社
(550円)

1999年6月
角川文庫化

 
1971/04/09

画期的な内容の本でした。
これまでのように人間を特別扱いして、他の動物として区別するのではなく、人間を動物と同じ進化の系統上にあるものとして、人間の行動を観察・分析しようとした一冊。

その発想の卓抜さに驚喜して、むさぼるように読んだ思いが残っています。当時はまだ高校生、それだけにこの著書の内容は鮮烈でしたし、魅力に富んでいました。
おかげで、この後もこの系列、同じような訳題を持たせられた著書が何冊も出て、当然のように読み続けました。
モリスのこの後の著書、「人間動物園」、「マンウォッチング」も読みましたが、それらはあまり記憶に残っていません。
本書は、私の読書歴の中にあって、忘れられない一冊です。

起源/セックス/育児/探索/闘い/食事/慰安/動物たち

※本書に続く著作のうち読んだ本
●ロバート・アードレイ
狩りをするサル−人間本性起源論−

 原題:“THE HUNTING HYPOTHESIS”1976 河出書房新社●ライアル・ワトスン
悪食のサル−食性からみた人間像−
 原題:“THE OMNIVOROUS APE”1971 河出書房新社

   

2.

●「裸の眼−マンウォッチングの旅− 原題:“THE NAKED EYE”



2001年6月
東洋書林刊
(2500円+税)

 

読む間がないうちに貸出期限が到来したため、図書館に一旦返却しました。

 

マルタ島を探検する(1968〜74)/ランサローテ島探検(1974)/ヨーロッパでの身ぶり調査(1975〜76)/イタリア(1977)/太平洋クルーズ(1978)/ジブラルタル探検(1978)/「サッカー人間学」の旅(1979〜80)/「人類」のためにアフリカへ(1981)/日本でのマン・ウォッチング(1982)/「ヒュマン・アニマル」の旅(1993〜94)/人間の性をめぐる旅(1996)/九十二日間世界一周(1998)

 


 

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