●「柳生兵庫助」● ★★ |
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1991〜92年 1991/11/15
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津本陽さんという作家の特徴は、手堅さにあると常々思っていました。本書もまさにそんな風で、華やぎやロマンというものはあまり感じられず、ひたすら手堅く綿密に仕上げているという印象です。 本書の主人公は、柳生兵介。祖父・石舟斉から新陰流正統第三世を継ぎ、後に尾張徳川家の兵法指南役となった人物です。 剣のみに生き、世俗を嫌い、人との交わりも好まない。そして花に親しみ、老いては入道する。兵庫助の剣、人生の過ごし方は、津本さんの理想に通じるものではないかと思われます。 |
●「生を踏んで恐れず―高橋是清の生涯―」● ★★ |
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2002年04月 1998/12/26
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横浜正金銀行副頭取、日本銀行副総裁・総裁、総理大臣、大蔵大臣7回、他大臣2回を歴任したダルマ宰相こと高橋是清(1854-1936)
の生涯を語った本です。 |