|
|
●「晴れた日は図書館へいこう」● ★★ |
|
2013年07月 |
天気が好いからといって外で遊びたい子どもばかりではない。読みたい本は沢山ある。とても雨の日だけじゃ読みきれない。だから声を大にして言いたい、晴れた日は図書館へいこう!と。 そんなプロローグから始まる児童小説。 大人が読むとちょっと物足りなさもありますが、本好きな子ども達、またそうでない子ども達にも是非読んでもらいたい本です。 わたしの本/長い旅/ぬれた本のなぞ/消えた本のなぞ/エピローグはプロローグ |
●「緑川事件簿
プールにすむ河童の謎」● 絵:森友典子 ★★ |
|
2005/07/23 |
塾帰りの片桐圭太は、夜遅く緑川小学校の裏手にさしかかった時にプールからの水音に気付きます。振り返った圭太は、プールからぬめぬめとした緑色の皮膚で覆われた化け物が姿を現わすのを目撃する。「河童だ!」と恐怖にかられた圭太は転がるようにして逃げ帰ります。 小学生の冒険物語かと思いきや、いつのまにかストーリィは本格的推理小説の様相を来たしています。それを担うのは、理路整然とした推理力を示す空也。 「緑川事件簿」と題名についているからにはシリーズものになるのでしょうか。そうであれば、今後がとても楽しみです。 |
3. | |
「晴れた日は図書館へいこう ここから始まる物語 」 ★☆ |
|
2013/11/25
|
図書館を舞台にした日常ミステリ短篇集、「晴れた日は図書館へいこう」の第2弾。 日常ミステリといってもそこは図書館が主要舞台となっているだけに、謎はいつも本にまつわる出来事。それをしおりを初めとして本好きな人たちが頭を寄せ合い解き明かす、というのが毎度のパターン。 そしてもう一つ、本書の隠れた楽しみは、しおりが好きな本、読みたい本として作中で挙げる本の数々。あらすじを聞いただけで如何にも面白く、是非読んでみたいと思うのですが、皆架空の作品の筈。そんな仕掛けも楽しい限りです。 プロローグ/移動するドッグフードの謎/課題図書/幻の本/空飛ぶ絵本/消えたツリーの雪/エピローグ/番外編−九冊は多すぎる |