内田百閨@夏目漱石の弟子にして、借金の大家という異色の作家 1889−1971
書 名 |
出版 |
読了 |
ひとこと |
阿房列車(全) |
六興出版 |
1985 |
列車紀行の傑作!後の阿川弘之、山口瞳、宮脇俊三、江國滋等も本作品を真似ている程。にじみ出てくるような可笑しさ、永遠の名著と讃美したい。
(詳細は下記) |
百鬼園先生言行録 |
六興出版 |
1987 |
エッセイ集。まあまあ、というところ |
阿房列車の車輪の音 |
六興出版 |
1987 |
この鉄道紀行エッセイも面白くは在るが、「阿房列車」には及ばない |
冥 途 |
福武書店 |
1989 |
何とも薄気味悪い作品の多い短篇集。それだけに印象は強烈で、忘れ難い愛着が生じます。完成度の高い代表作 |
旅順入城式 |
福武書店 |
1989 |
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間抜けの実在に関する文献 |
福武文庫 |
1990 |
百關謳カの交遊録のようなもの。表題作がとくに面白い。見当違いの怒りに 百關謳カらしさを満喫 |
贋作吾輩は猫である |
福武文庫 |
1992 |
漱石の「猫」が死ななかったと想定しての続編。漱石猫と何ら違和感なく、相変わらず人間界のおかしな様を観察 |
百闕タ談 |
福武文庫 |
1992 |
座談の中から百關謳カの文章だけを編集したもの。例によってどこまで本気なのか冗談なのかまるで区別のつかない百關゚が展開される |
私の〈漱石〉と〈龍之介〉 |
ちくま文庫 |
1993 |
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福武文庫 |
1997 |
借金にまつわるエッセイ。金がないことに汲々としているが故の人生訓とでもいうものがあって、借金していない方がかえって損をしているように思える程 |
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百鬼園随筆 | 新潮文庫 |
2002 |
百鬼園先生の名随筆の復刊 新仮名遣いなので読み易い |
続百鬼園随筆 | 新潮文庫 |
2002 |
軽妙洒脱な随筆だけでなく、17歳の頃の文、学友の死を悼む文に注目 |
★阿房列車(全)の内容★
amazon.co.jp |
第一阿房列車 第二阿房列車 第三阿房列車 |
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※ 佐藤 聖編 「百鬼園先生−内田百闡S集月報集成−」
※ 平山三郎 「実歴阿房列車先生」