紅茶の木箱に取り付けた自作のコントロールボックス。

上方から温度計とモーターのスイッチ。
温度計の表示部。
モーター&ギアボックス(TAMIYA製、回転数250 r.p.m.)
スクリューにつながるシャフト(パイプ&シャフトで可変長)
後ろに写真現像用の時計

10℃毎に秒単位の時間を記録する。

コントロールボックス下方。

テーブルを作った際に余った角材を使用。
ギアボックスに連結されているスクリューでゆるやかに水を攪拌しながら計測する。
中央は温度計のセンサー。表示部は変形してしまったので分離した。

どちらも先端が鍋底から5ミリ程度のところに位置する。スクリューで水を攪拌することで、温度上昇曲線はきわめて安定した。測定誤差は1秒以内と思われる。


テストの具体的な条件設定

  • 温度計は CUSTOM 社の Dijital Thermometer CT-160 を使用 これは液に棒状のセンサーを 3 cm 差し込んで計測するタイプで、1秒に1回小数点以下1桁まで表示される高性能のもの 計測範囲 -40℃〜110℃
  • 鍋はホットンビリーコッヘルの6インチを使用(ソロでは大きめ)
  • 気温は室内で約 20 ℃ 〜 30 ℃ 湿度計測せず 気圧計測せず(東京都-標高約20 m) 天候は不定
  • 風 微風(換気扇の下)
  • 沸点は100.0 ℃時点とした

テスト方法

  1. 事前に燃料の重量(カートリッジ、ボトル、本体)を測定しておく
  2. 10 ℃の水1Lを用意する(これがかなり大変)
  3. 鍋の周囲の結露を拭き取る
  4. 鍋をバーナーに乗せ、点火と同時に計時を開始し、火力は最大とする(予熱の必要なものは最大火力になってから鍋をのせ、計測を開始した)
  5. 10 ℃ 毎に時間を計測する(20℃、30℃、40℃、、、、)
  6. 100.0 ℃ 時点を沸騰時点として計測する
  7. ただちに消火する
  8. 燃料の重量(カートリッジ、ボトル、本体)を計測し、要した燃料の量を算出する

Method 解説

  • 5分前後で沸騰するバーナーに関しては、急速に温度が上昇するので、おそらく気温、湿度は影響が少ないと思われる。ガスカートリッジを山で使用する際に0℃以下では著しく火力が低下するものと思われる。
  • 燃料の残量による火力変化は検討していない。
  • 燃料の気化冷却、加熱の程度による火力変化は検討していない。
  • 点火、消火での時間ロスは「使い勝手」に起因するものとし、特に修正していない。
  • 予熱に要した燃料も含めて計測した。
  • 実際に沸騰の瞬間を計測することは非常に困難であった。97 ℃前後からボコボコと泡が吹き出すためである。100℃寸前で温度計の液晶が熱で読めなくなったり、表示が異常になってしまうものもあった。そんな場合は20 ℃から90 ℃までのデーターを検討し、大抵は綺麗な直線状の上昇を示すので、2次曲線などの近似曲線を算出して100 ℃ 時点の時間を求めた。多少の誤差はあるが、あっても 2 秒以内と思われる。



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