発表者:ウチラルト 氏(一橋大学社会学研究科)
日時:3月28日(日) 14:00−17:00頃まで
場所:法政大学 92年館(大学院棟:お堀の外側の校舎になります) 601号教室
JR中央線飯田橋あるいは市ヶ谷下車、徒歩約10分 外堀通り沿い
場所の詳細はこちら。
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交通機関については、こちらをご覧ください。
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発表題目
「中国における気功の社会史:近代・科学・宗教」
要旨
1980年代以降の中国における気功ブームは果たして「改革・開放期の価値観の多様化、貧富格差の拡大、共産党イデオロギーの希薄化」などで説明できるものなのか。また、気功集団法輪功はほんとうに「突如、姿を顕し、市場経済の負け組みの救世主たらん」としたのか。発表者は異なる見解を提示したい。本発表では、20世紀の初頭までに遡り、「科学化」という近代のプロジェクトが推進されるなか、仏教や道教の修練法が如何に、「静坐法」や「仙学」、「気功」や「人体科学」として再編成され、「医療」や「体育」、「国防」や「教育」など国家機構のなかで再配置されていくのかを問うことにより、中国にとっての「近代」とは何かを探求したい。