麻国慶
(北京大学助教授、中国民族学会・都市人類学会の副幹事長、東京都立大学客員助教授)
日時:9月28日(日) 14:00−17:00頃まで
場所:東京大学駒場校舎14号館407室(4F)
発表要旨
20世紀80年代後半から、中国の人類学研究は量的・質的な変化が起きている。中国における人類学の研究と教育の復興、社会進化論、一元的な研究方法から多元的な研究方法への転換、1930−40年代以降の漢族研究の再興、中国南北の学術伝統の相違を指摘した。実践的・応用的で社会還元を目指す中国の人類学の伝統が健在であること、人類学者の育成、共同研究などの形で表されている欧米やアジアの人類学者との国際連携について検討する予定である。特に、国家、民族と社会の枠組みの中における中国の人類学学術伝統の変化、人類学研究のグローバル化とローカル化について発表する。
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