仙人の会7月例会発表

発表者:吉野晃氏(東京学芸大学)
日時:7月28日(日)
場所:於法政大学 92年館6F601号室
    (JR、都営新宿線、南北線市ヶ谷駅から飯田橋方面に向かって徒歩10分)
 アクセス、地図はこちら http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campusmap/020407ichigaya.gif
  
※地図上で、大学院棟と示されている所です。
時間:14:00−17:00頃まで

発表題目 
  1900年代前半における広東省北部北江瑤山のヤオに関する民族誌の整理と分析
   :楊成志の業績回顧を兼ねて


要旨
   
広東省北部の北江瑤山は、1910年代から1940年代にかけて、外国人研究者や中山大学の調査団などが繰り返し調査に入り、報告が数多く出ている。今回の発表では、これらの民族誌を整理し、当時の北江瑤山の社会・文化的状態の再構成を試みる。併せて、中山大学調査団を指導した楊成志の業績を回顧する。また、この北江瑤山の「ヤオ」はタイ北部にも分布するミエンであり、タイのミエンのもとには広東のこの辺りから移住してきたという伝説が伝わっている。時間が許せば、両者の比較検討も行ってみたい。
   コメンテーターには、中山大学大学院出身の麻國慶氏をお願いし、楊成志と中山大学における人類学研究についても語っていただく予定である。