競輪一発勝負



京王閣「KEIRINグランプリ'09」11R 2009年12月30日

平原康多 埼玉 87期逃捲
 永井清史 岐阜 88期逃捲
 神山雄一郎栃木 61期差脚
伏見俊昭 福島 75期逃捲
 加藤慎平 岐阜 81期差脚
山崎芳仁 福島 88期逃捲
 石丸寛之 岡山 76期自在
武田豊樹 茨城 88期逃捲
海老根恵太千葉 86期逃捲

平原が逃げ武田が優位も、伏見の捲りに乗った海老根が優勝。

 周回は、永井−加藤、海老根、平原−武田−神山、石丸、山崎−伏見、となった。 山崎ラインが上昇して永井ラインを押さえて赤板を向かえる。山崎−伏見に平原−武田−神山が続いて、平原ラインは永井ラインと併走となる。 永井が車を引いて打鐘を受ける。山崎がピッチを上げると平原も踏み出して山崎を捕らえて最終HSを通過する。
 神山が踏み遅れて、平原−武田−山崎−神山−伏見−海老根−石丸−永井−加藤、の一本棒となる。 平原が逃げてしまい圏外に落ちる、伏見が捲り込んで行くと海老根が追走し、武田が平原を切り捨てて最終4角を回る。 直線で外に広がり、武田、伏見、で決まるかに見えたが外から海老根が伸びて優勝した。
 永井が正攻法から逃げる事が出来ず、山崎の大ギヤも平原の回転に破れ、神山も年齢を感じさせる。 平原は優勝する気がなく、逃げてしまう闘争(逃走)本能で、嫌と言うほど見てきているが、道に徹している。 終始好位置にいた海老根が伏見の捲りに乗って直線で強襲して見事に優勝を飾る。海老根86期、平原87期、次は平原だ。

海老根−武田−伏見の車連(9-8)は2,550円、三連単(9-8-4)は11,550円で末脚車券でした。


不気味なヨーロッパは伏見と山崎に武田だ。

 2009年最後を飾るKEIRINグランプリは京王閣の舞台となった。 関東勢は平原に武田と神山で結束し、北日本勢は山崎と伏見、中部勢は永井に加藤だ。 南関の海老根は北日本ラインを追走、中国の石丸は中部ラインを追走するが、単騎含みである。
 並びは、平原−武田−神山、山崎−伏見−海老根、永井−加藤−石丸、と想定した。 先行するのは永井ではないだろうか、加藤がキッチリと番手の仕事が出来るのだろうか。 競輪祭では山崎HG欠、平原ABA@で優勝、永井@HBD、となれば平原が上位であろう。 まして永井が逃げるならば山崎より先に捲り込んで武田が山崎を牽制すればそのまま押し切りもある。 山崎も競輪祭は不調で先行勝負に出てくるか、競輪祭を優勝した平原も今回は先行勝負にでるか。 流れは読みにくい、永井との主導権争いになれば、一気に捲り圧勝となろう。 山崎が4.08の大ギヤを踏みこなせるか瞬発力のカマシか捲りとなろう。
 永井ラインが主導権を握り、平原が先捲り、番手の武田が山崎を叩いて、平原が優勝だ。
 狙い目は、平原から武田の折り返し、伏見の絡みだ。

平原=武田(1=8)、平原−伏見(1-4)、伏見−山崎(4-6)の4点で勝負する。