競輪一発勝負
高松宮記念杯 一般 02R 2002年06月02日
× | 1 | 中塚記生 | 熊本 | 63期 | 差脚 |
| 2 | 酒井耕介 | 京都 | 56期 | 差脚 |
◎ | 3 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
| 4 | 岡本新吾 | 和歌山 | 42期 | 自在 |
○ | 5 | 坂本英一 | 栃木 | 59期 | 差脚 |
| 6 | 中村光吉 | 三重 | 60期 | 差脚 |
| 7 | 紫原政文 | 福岡 | 61期 | 自在 |
注 | 8 | 垣外中勝哉 | 愛知 | 68期 | 差脚 |
| 9 | 坂巻正己 | 茨城 | 55期 | 差脚 |
太田真一の先行押し切りで、やっと期待に応えた。
太田−坂本の車連(3-5)は480円、枠連(3-4)は250円で先行押し切り車券でした。
太田真一が一般戦2Rに落ち零れてしまった。
特別で落ちる所まで落ちてしまい、競争得点も115点を割ってしまった。初心に戻ってがんばってもらいたい。
ここも先行1車で、500バンクを先行しなければならない試練であるが、初心に戻れば押し切れよう。
太田には坂本と坂巻、紫原が自力で中塚がマーク、中部近畿勢の動きが気になる。
並びは、太田−坂本−坂巻、垣外中−中村、酒井−岡本、紫原−中塚、と想定した。
もう太田は逃げるしかない、関東ラインに中部近畿ラインを見方に付けて、動ける紫原を後ろに回して競争したい。
狙い目は、太田真一から坂本の折り返しが本線、ヒモに中塚と垣外中が面白そうだ。
太田=坂本(3=5)、太田−中塚(3-1)、太田−垣外中(3-8)の4点で勝負する。
高松宮記念杯 決勝 2002年06月02日
▲ | 1 | 後閑信一 | 群馬 | 65期 | 差捲 |
× | 2 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 自在 |
△ | 3 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 逃捲 |
◎ | 4 | 松本整 | 京都 | 45期 | 差捲 |
| 5 | 佐藤慎太郎 | 福島 | 78期 | 自在 |
| 6 | 鈴木誠 | 千葉 | 55期 | 差脚 |
| 7 | 山口富生 | 岐阜 | 68期 | 差脚 |
○ | 8 | 小川圭二 | 徳島 | 68期 | 差捲 |
| 9 | 伏見俊昭 | 福島 | 75期 | 逃脚 |
祝 山口富生 岐阜コンビで山田とワンツー車券。
周回は、山田−山口−松本、小川、伏見−(岡部−佐藤、後閑−鈴木)、と予想通りに伏見の番手は競りになった。
青板では内を嫌って岡部が車を下げている。内外の競り合いで脚を使って間が抜ける。
赤板を通過して、伏見が上昇するとやはり後閑がマークを奪い、打鐘を受ける。なんと岡部がイン切りで先頭に出て伏見を待ち受ける策にでた。
さらに後閑も岡部に釣られてイン切りだ。伏見が発進すると最後方の小川が番手に収まった。
前が乱れて、その隙を見て山田が山口を連れて第一センターから捲り発進した、伏見を捕らえるが、伏見もインで粘っている。
最終4角を回り、ゴール線で山田マークの山口が差し込んで岐阜ワンツーを決めた。3着は小川が流れ込む。
終わって見れば、福島トリオの結束が分断されて、東日本勢は共倒れとなった。伏見も発進するタイミングに躊躇した結果、
あっさり山田に捲られずに粘る脚があったようだ。山田の捲りも早めで、山口に特別優勝とGPのチケットをプレゼントした。
福島と岐阜の争いも、岐阜に風が吹いた。
山口−山田の車連(7-2)は970円、枠連(2-5)は410円で岐阜車券でした。
もりながさんの感想
岡部は道中引いたはいいとして、後閑を抑えるタイミングが早すぎました。
赤板で上昇しましたが、400バンクならあれでいいでしょうがびわこは500。
案の定、後閑の巻き返しを食らい、なおかつ後閑の追い上げとと伏見の踏み出しが
きっちり合ってしまいました。その後の動きも、追い上げを狙ったのでしょうが、伏見の前に出てしまいインを切る形。
(あれはイン切り飛びつきを狙ったのではなくて、単なる失敗だと思います。)
伏見の上昇を待ったのでしょうが、あれでは伏見は躊躇するばかりでしょう。
なまじ自力脚があるばっかりに、ああいうときに生粋のマーク屋のような働きが
できないのかもしれません。あれが佐藤番手なら、また違った結果となったでしょう。
伏見も山田も動きとしては本調子ではなかったように思いますが、伏見も中バンクからカントを利用して踏み込んでますし。
山田は、特に近年は一回しか踏み込めないような選手であり、あそこで躊躇し出切れなければ共倒れとなります。
自分の優勝を考えるなら、むしろ伏見より1車分前に出て、山口と伏見が併走するような状態で山口に仕事してもらったほうがいいはずです。
それに、山口になら食われたところでGPの際に自分が有利になるわけですし。
山田は、あまり好きな選手ではないのですが、ああいう判断の良さと度胸の良さは非常に評価しています。
吉岡にあのレースができればなぁ、と。
勝った山口富生ですが、S級では今時少なくなったきっちりと仕事のできるマーク屋で、なおかつ縦の脚も鋭く、以前から好印象の選手でした。
追いつかれた兄ヤマコウの頑張りが注目ですね。
それと、今回敗退してしまいましたが、佐藤慎太郎。この選手も、きっちり前をかばい仕事でき、かつ差し脚鋭いと評価しています。
北日本勢が元気なので優勝のチャンスはいずれ巡ってくると思いますが、
なんか今日のレースで、岡部がおもいっきり目の上のタンコブに見えてきました。(笑)
GP出場者は現在のところ山田裕仁、山口富生の2人だけです。
今回の制度改正により、GP優勝者の次年度GPへの優先出走権は無くなりました。代わりに与えられたものが、次年度GI全ての特選シードスタートです。
(これ、考えてみれば、GP優勝するような選手は余程のことが無い限り特選スタートなワケですから、ほとんど特典になってませんね。)
なお、GPポイント順は以下のとおり。
10.5: 内林久徳
10: 松本整、渡辺晴智
8.5: 古原勝己
8: 山口幸二、小川圭二
7: 佐藤慎太郎
6: 濱口高彰、野田源一、伏見俊昭
5: 高木隆弘
4: 児玉広志、金子貴志
3: 後閑信一
2: 小林祐司、鈴木誠
1: 村上義弘、岡部芳幸
0.5: 吉岡稔真、三宅伸
ここまでGI決勝進出が無いため、賞金3位の内林久徳、8位の小野俊之、9位の渡邉晴智はGP出場争いには全く顔を出してません。
このGPポイント制度も、年末に近づくにしたがって、色々問題が浮きぼりになるかもしれませんがとりあえず採用元年ですので、
様子を見てみようかと思います。
佐藤さんの感想
9R、村上番手の小嶋に堤が競りかける。逃げ屋同士で何をやっているのか?って思いました。
競輪の人気低迷の原因を作ってしまっているという事に気付かないのだろうか?
着も大切だが、自分の競争を見せないでいる選手にはうんざり。
プロである以上、客を呼ぶ何かの努力をしてもらいたかった。
神山もダメ。吉岡もダメ、太田もダメ、小嶋もダメと競輪ファンからも見放されつつある最近のレース。
とにかくスターが見たい!安心して買える選手が欲しい、というのが競輪ファンの率直な気持ちなのでは?
伏見は昨年末までは強かった。でもそこがピークなのだろう?今シリーズやはり良くなかった。
隊列が短くなろうと、捲らさせないのが伏見の真骨頂、後ろがゴチャゴチャになったのも原因の一つだが、
何か中途半端なレースっぷりだった。
対照的なのは山田裕仁。昨年の花月園でファンから、そしてOBからもこってり絞られただけあって、
今年は要所要所でいい働きをしている。そしてファンを裏切っていない。そういう意味では山田が今の競輪を
支えていると言っても過言ではない。
レースは山口富生の優勝で終わったが、山田に勝たせてもらったと世間の目からは写る。格が違いすぎた。
北関東のラインでモゴモゴやっていた連中はレースにならなかった。伏見ラインは展開に左右されてしまうが、
山田ラインは展開云々より力一つで自分のレースを作り上げていた。そこが今回の勝因だろう。
小川はよく3着に突っ込んできたと思うが如何せんタイトルに縁がないのも否めない。
これでGP出場者は 伏見・山田・山口富生 それにポイントで斎藤・岡部あたり上がってくるだろう。
全盛期の九州VSフラワーとまでは行かないが一応の勢力図が出来た。あとは中部が他に上がってくれるか?
又、金古や佐藤などが出てくれば面白くなってくる。折角だから南関や九州、関東の選手達が出てこなく
中部対北日本の純粋な2分線のGPというのも見てみたい。
逃げる伏見を山田が捲る展開だが、ベテラン松本に期待する。
吉岡、神山の名前がない、そうそう太田真一も居ない。山田の特別3連覇も現実のものとなった。
また、ベテラン松本が地元近畿で勝負強さを見せている。しぶとさが蘇った後閑、鈴木、小川も500バンクを活かして優勝を狙う。
北日本勢というより福島トリオが伏見、岡部、佐藤、とラインがしっかり固まったが、位置のない鈴木、後閑が黙っては見ていないだろう。
松本は中部の3番手からで小川も続きそうだ。
並びは、伏見−岡部−佐藤−鈴木、後閑、山田−山口−松本−小川、と想定した。
先行は伏見であろう、番手岡部に後閑が襲いかかると思われ、山田の捲りの餌食になるのか。
スルスルと松本が強襲してきたり、小川も面白そうだ。
伏見が先行を躊躇う場面があると、山田が3連覇を捨てて、と言うよりGPを意識して中部は山口のために先行するのか、何かが山田に現れそうだ。
逃げる伏見の後ろが縺れ、山田のタイミングが早く、松本と小川が突き抜ける。
すんなり伏見の先行で福島ラインが出来ると、4番手にいる鈴木か後閑の早めの捲りで外に膨れ、山田は不発、空いた内を松本と小川が強襲する。
狙い目は、ベテラン松本から小川、山田、岡部、後閑、で遊びたい。
松本−小川(4-8)、松本−山田(4-2)、松本−岡部(4-3)、松本−後閑(4-1)の4点で勝負する。
もりながさんの予想
吉岡・神山が共に一次予選回り、しかも神山に至っては一次予選敗退。
この事実が否が応にも新旧交代を予感させ・・・なければならないのに、
決勝のメンバーを見ると、結局20代は伏見、佐藤のみ。
私が競輪に興味を持った頃の特別の決勝と言えば、
井上茂徳、滝澤正光以外は20代の選手ばかり。前述の2人を除けば、
30代の選手は佐々木昭彦、山口健治、尾崎雅彦といった選手が1人2人、入るだけだっ
たはず。
それなのに、嗚呼、それなのに。確かに、大ベテラン松本整や、元賞金王鈴木誠、
30過ぎてもスピードが落ちない山田裕仁には頑張ってもらいたい。
だが、彼らを凌駕するような若手がもっと出てこないと寂しい。
準決勝では荒井崇博、村上義弘に期待していたのに。
閑話休題。
周回中は山田-山口、小川、後閑、松本、伏見-岡部-佐藤-鈴木。
位置の無い後閑、小川は岡部と競りか切れ目から一発、
松本も捲りの3番手を嫌って同様と考える。
復調してきた伏見が逃げた場合、いくら山田でも捲るのは厳しい。
500バンクということもあり本来なら番手岡部が有利なのだが、そうは問屋が卸さない。
小川、後閑、松本が見逃しそうに無いが果たして誰が競るのか。
イメージ的には後閑が競り、小川は中団から捲り追い込み、松本は両構えかと思うのだが。
番手の競りが激しくなれば、誰が競り勝とうとも脚を使うのは必至、そうなれば直線向いた時に売り切れている
可能性は大。伏見の逃げ粘りと、したたかに脚をため直線伸びる選手に期待。
伏見=佐藤、伏見−小川 、佐藤−小川 で勝負
あら、吉岡と神山、負け戦頑張って10Rに乗っとるばい。あら、児玉、小橋もおる。
元賞金王の4人もおるって、決勝戦の豪華な露払いやなぁ。
広志の弟さんの予想
トミオ松本折返しトミオ小川折返し
山田の早がけから抜け出し直線勝負小川は松本をどかしてつっこんでいるかも?
どさけんのいいかげん予想!
第53回 高松宮記念杯競輪 G1 決勝11R
主力勢が順当に勝ち上がり、面白い決勝戦になりそうだ。山田がしぶとく3着にくいさがり(準決)G1 3連覇の偉業達成なるか。
それとも北日本ラインがくいとめるのか。それとも大波乱があるのか。・・・・・・
いずれにしても500バンクをいかして優勝するのは・・・・では予想である。
ならびは 山田ー山口ー松本 小川 伏見ー岡部ー佐藤 後閑ー鈴木 と思われる。
山田は本気で3連覇をねらわず、GPを考えて山口を優勝させるはしりをする、そんな走りをするような感じがしてならない。
地元のわたしとしては山口が優勝とゆう夢がみてみたい・・・
狙いは山口ー小川(7−8) 山口ー鈴木(7−6) 山口=松本(7=4) です。
弟の泣いているところがみたいずら By 山口幸二(笑)
佐藤さんの予想
「今年の宮杯はしぼりづれぇ」とはよく言ったもんだ。、実にイヤらしいメンバーが揃った決勝戦。誰から買えば誉められるのか?
準決勝までに中部勢は10人近くいたのに決勝に残ったのは2人。その反面北日本は3人しかいなかったのに、その3人がしっかり決勝に上がってきた。
時代は北日本に向いている証拠か? ただ、未だスター不在は否めない。20代で特別をバシバシ取る奴が3〜5人くらい出てくれば、もう少し盛り上がるのに。
これ以上、神山・吉岡に負担をかけるのは申し訳ないのだろう。時代は変わったのだ。
話し戻ります。ラインは 伏見-岡部-佐藤-鈴木 山田-山口-松本 小川 後閑 と小川・後閑、又はラインのケツに書いた奴はラインというよりも切れ目からの自力か分断に出るしかないだろう。
正直、こんなのは競輪ではない。だから何から買えば誉められるのか? と書いたのだ。
そんな中、一応展開予想を考えてみよう。伏見が逃げて、岡部に競る選手、4番手で足を貯めている選手が居て、山田が捲るという簡単な展開。
問題は誰が競るのか? 誰が4番手にいるのか?だろう。でも、そんなのは知らん知らん。展開次第で全て狂う。
なら準決勝を振り返る。伏見の逃げは最終HSまで一本棒で、ああなれば誰でも逃げきれるだろう。佐藤に差された所を見ると決して調子は良さそうではない。
そうなると、伏見に逃げ残りは薄いと見る。なら、伏見は同県の為に機関車役になる可能性もある。そう、目標はこのレースではなくGP。伏見だけが権利を持っており、岡部・佐藤はこれから。
(岡部に関してはポイントで出れるとは思うが)GPで福島王国を作るためにも、佐藤か岡部には勝ってもらいたいという気持ちも起きる。ただ、こんなメンバーだから岡部が狙われるのも必死。
全ての選手にある程度のラインが出来ていれば、この考えもあながち間違えではないが、岡部が小川・後閑・松本相手に勝てるのだろうか? 3人競りの可能性だってある。
素直に岡部から買うのは危険な賭けと見た。ただ、岡部に関しては準決勝、単騎の捲りで勝ったくらいの自力を持っているのだから競られて後退しても、3・4番手捲りが打てる。
押さえは必要。
本線は人気になると思うが、山田の3連覇を狙ってみたい。準決勝、意地で3着に入ってきた足は凄かった。
隊列が短くなると予想される決勝戦なら8番手という可能性もまずないし、仮にある程度後方でも十分捲り切れると考える。
よって山田から相手は「特別の決勝はラインでは決まりにくい」という事を決め付けて松本・後閑・小川・岡部・佐藤へ。
鈴木はこのメンバーでは若干足は劣るだろう。今回は外す。同様に岡部からも同じだけ買っておく。
山田-松本・後閑・小川・岡部・佐藤 岡部-松本・後閑・小川・山田・佐藤 で勝負