競輪一発勝負



小田原記念前節、松戸記念後節


小田原記念 前節 決勝 99年08月13日

1太田真一 埼玉 75期逃捲
× 2吉岡稔真 福岡 65期逃捲
3金古将人 福島 67期逃捲
  4海田和裕 三重 65期逃捲
5阿部康雄 新潟 68期差捲
 6大橋徹 栃木 72期差捲
 7渡邉晴智 静岡 73期差捲
  8大澤嘉文 静岡 57期差脚
  9松本整 京都 45期差捲

金古の捲りが決まり、小田原記念3連覇達成。

 周回は、太田−阿部−大橋、金古−渡邊−大澤、海田−松本−吉岡、スタートで出渋り太田が前受けになった、松本が海田の番手を選んで吉岡は中部近畿の3番手で要らなくなった。 青板の2角から早くも海田ラインが上昇するとペースが緩くなり、赤板で先頭に出る。 中段は太田がイン詰まりを避けて引いて、金古ラインとなる。
 打鐘では、海田−松本−吉岡−金古−渡邊−大澤−太田−阿部−大橋、一列棒状となって最終HSを回る。 太田は33バンクの勝負権が無い7番手になってしまった。金古が捲り発進すると松本がブロックするが、外に車を持ち出し転けて、吉岡と大澤と3車が転けた。 太田も其れを避けて失速した。
 金古が綺麗に渡邊を連れて捲り切って、小田原記念競輪の3連覇を飾った。

金古−渡邊の車連(3-7)は970円、枠連(3-5)は540円でスジ車券でした。



太田真一の悔いの残らない先行勝負に期待する。

 北日本の金古に南関静岡勢は渡邉と大澤で地元地区ラインを作ろう。 関東勢3車は準決同様に固い結束で太田に阿部と大橋で並ぶ。問題は松本が地区的に海田、力で吉岡のどちらかの番手を選択するかである。 特選同様に吉岡が海田の番手ならと考え、海田に吉岡と松本の並びだろう。
 並びは、太田−阿部−大橋、海田−吉岡−松本、金古−渡邊−大澤、と想定した。 先行は太田真一であろう。海田は番手が吉岡ならば鉄砲玉になる可能性が大きい、まして初日で桜井を交わせなかった吉岡が決勝は意地で早めに動くだろう。 金古とて晴智では先行する義理も有るまい、頭狙いであろう。太田が阿部のガードを信じて先行して、悔いの残らない競争を見せてくれるだろう。
 狙い目は、太田真一から番手阿部との折り返し、頭を狙ってくる吉岡と金古に流したい。

太田=阿部(1=5)、太田−吉岡(1-2)、太田−金古(1-3)の4点で勝負する。


松戸記念 後節 特選 99年08月13日

1内林久徳 滋賀 62期差捲
2神山雄一郎栃木 61期逃捲
  3本田晴美 岡山 51期自在
  4三宅伸 岡山 64期逃捲
  5鈴木誠 千葉 55期差脚
6大河原和彦群馬 58期差脚
 7岡部芳幸 福島 66期逃脚
8馬渕紀明 愛知 68期逃捲
  9會田正一 千葉 68期差捲

神山沈没、地元鈴木が岡部を利して1着になった。

鈴木−岡部の車連(5-7)は2,240円、枠連(4-5)は1,660円でスジ車券でした。



人気中心は神山だが、短走路33は展開次第だ。

 関東勢は神山に大河原だが、地元千葉勢が此処に攻め込む戦略もあるし、岡部の番手も空いている。 中部近畿で馬渕に内林、中四国で三宅に本田の並びかと考えた。
 並びは、神山−大河原、岡部−鈴木−會田、馬渕−内林、三宅−本田、と想定した。 岡部に千葉勢が付くならば気っ風良く先行するだろう。6番車の大河原が神山番手と恵まれて、多少の配当妙味があるのかな。 馬渕が後位位置に内林が導くだろうし、後手を踏むまいと自力の内林が面白そうである。全日本選抜で車体故障と運に見放された内林が神山打倒に奮起しよう。 神山は競争間隔が空いて、調整も充分と想うが、短走路33で積極的に動けるだろうか疑問である。
 狙い目は、内林と機関車になる馬渕との折り返しを本線。神山の強襲で届かずの内林のヒモ。神山から大河原がキッチリとマークをしての本命を押さえる。

内林=馬渕(1=8)、内林−神山(1-2)、神山−大河原(2-6)の4点で勝負する。