競輪一発勝負



久留米記念前節、取手記念後節


久留米記念 前節 準決 10R 99年06月13日

× 1馬渕紀明 愛知 68期逃捲
  2黒田義高 長崎 56期差脚
3高木隆弘 神奈川64期差捲
  4高田誠 福岡 65期自在
  5大井啓世 奈良 58期差脚
 6飯田辰哉 千葉 72期逃捲
 7中澤孝之 大阪 56期差脚
  8白井圭一郎山形 61期差脚
9太田真一 埼玉 75期逃捲

太田の赤板前からの先行が決まり、高木に交わされるが本命車券だ。

 周回は、高田−黒田、馬渕−大井−中澤、太田−高木−飯田−白井、で折り合って並ぶ。 赤板手前から太田ラインが上昇していくと、中段の馬渕も突っ張るように踏み上げる。 馬渕が先頭に出るとピッチが緩み、6番手に引いた太田が2角外バンクから発進して、主導権を奪うと打鐘になる。 高田−黒田が追走すると馬渕ラインは内に包まれた。
 太田−高木−飯田−白井−(イン馬渕−大井、アウト高田−黒田)−中澤、で最終ホームを廻る。 馬渕が高田を叩いて5番手に入り、風を切っている太田は巧いペースで先行する。2角から馬渕が捲り込む。
 ゴール線勝負は、高木が太田を交わして1着、太田が打鐘前先行で逃げ残り2着、馬渕が捲り込んで3着に届いた。 特選シード3車が実力の差を見せつけた。
 枠連のオッズ3−6が1.0倍から始まったのは、太田の支持が絶大で、危険な水域に達している。注意したものである。

高木−太田の車連(3-6)は310円、枠連(3-9)は150円で本命スジ車券でした。



太田VS馬渕、を地元九州の高田と黒田では。

 先行は太田と馬渕に高田であろう。ラインは東日本勢4車、中部近畿勢3車、九州勢2車であろう。 太田には高木、飯田の南関に白井で結束するだろう。馬渕には大井と中澤で番手は微妙である。 高田と黒田が太田番手あるいは馬渕番手を狙う事も考えられる。
 並びは、太田−高木−飯田−白井、馬渕−大井−中澤、高田−黒田、
 または、太田−高田−黒田、飯田−高木−白井、馬渕−中澤−大井、と考えてみた。 格からして太田には高木が順当である。太田ラインが長くなれば、特選は捲りになったが、準決は先行勝負と見た。 すれば、高木が展開で断然に恵まれよう、しかし太田の脚が仕上がっている。馬渕は一発勝ち上がり勝負であろう。
 狙い目は、太田から高木の折り返し、捲ってくる馬渕の折り返しである。太田が人気になり配当的には妙味が無くなるのが残念である。

太田=高木(9=3)、太田=馬渕(9=1)の4点で勝負する。


取手記念 後節 決勝 99年06月13日

  1十文字貴信茨城 75期逃捲
2山田裕仁 岐阜 61期逃捲
  3會田正一 千葉 68期差捲
  4本田晴美 岡山 51期自在
5渡邉晴智 静岡 73期差捲
 6豊岡弘 長崎 69期差捲
7高谷雅彦 青森 67期逃捲
8加藤忍 秋田 59期差捲
  9鈴木誠 千葉 55期差脚

十文字先行を、中段からの捲りで山田が優勝。

 周回は、山田−渡邉、十文字−鈴木−會田−本田、高谷−加藤−豊岡、で赤板を通過する。 高谷ラインが上昇して、山田を捕らえる。十文字が外バンクから、それを叩いて主導権を逃げると打鐘になった。 十文字がペースを緩めると、中段が山田と高谷で競り合いながら、最終ホームを廻る。
 山田が中段を取りきると、高谷は内を掬って攻めていく。山田が最終バックからじわじわ捲り込んでいき、最終4角で先頭に出る。 ピッタリ山田マークの晴智とのゴール勝負になった。晴智がガッツポーズを示すが、山田が優勝した。
 加藤は強襲して3着、ああ、高谷が先行していれば加藤の頭があった。特選組が8車、選抜1車(豊岡)の競争では、やはり山田の格が上位だった。

山田−渡邉の車連(2-5)は640円、枠連(2-4)は380円で本命スジ車券でした。



好調の會田が完全優勝か、地元十文字も頑張れ。

 先行は高谷と十文字で、捲りは山田と本田である。特選は十文字が主導権を握ったが、風よけになり惨敗した。 本田は山田の番手を晴智と競り合い敗れたので、自力含みで勝負するのか。我なら意地で再度山田マークを競り合おう。 高谷には加藤で東北コンビ、十文字には南関の鈴木と會田でラインを結成する。山田の番手を狙って晴智と本田が叩き合うのだろうか。 本田には黒田がマークするなら、本田は位置に拘らずに中段から自力で戦おう。
 並びは、高谷−加藤、十文字−鈴木−會田、山田−渡邉、本田−豊岡、と考えた。 先行は高谷であろう、十文字は地元記念優勝狙いで位置取りを考えた動きになろう。 鍵を握るのは本田である。自力で中段狙いなら、山田の前で戦い、併せての捲り勝負となる。 先行ラインが中段の縺れを見ないで、そのまま押し切るだろう。
 狙い目は、先行高谷に乗る加藤から高谷の残りで折り返し、すんなり後方から一気に捲る山田と晴智の折り返しだろう。

加藤=高谷(8=7)、山田=渡邉(2=5)の4点で勝負する。