競輪一発勝負



ふるさとダービー豊橋 9R特選 98年02月21日

× 1十文字貴信茨城 75期逃捲
  2菊池仁志 愛媛 47期差脚
3小嶋敬二 石川 74期逃捲
  4安福洋一 奈良 41期差脚
5鈴木誠 千葉 55期差捲
 6桜井健 徳島 71期逃脚
7稲積秀樹 富山 55期差脚
8尾崎雅彦 東京 39期差脚
  9小川巧 岡山 57期差捲

十文字が逃げて、捲る小嶋、巧い鈴木。

 十文字−尾崎−鈴木、桜井−菊池−小川、小嶋−稲積−安福で周回する。
赤板で小嶋が上昇すると、桜井も合わせて車を外に出して牽制する。十文字はそれを見て先行態勢に入る。 打鐘は十文字ー尾崎−鈴木−(イン桜井−菊池−小川、アウト小嶋−稲積−安福)で併走になる。 十文字は目一杯に踏み込んでいるようだ。
 最終ホームで小嶋が捲りを打つと、十文字ライン3番手の鈴木が小嶋番手の稲積を裁いて、切り替える巧さを見た。 十文字の主導権は此処までしか持たなかった。小嶋−鈴木−稲積が出切って、ゴール前鈴木が小嶋を交わして1着。 小嶋が2着に残る。3着は中を割って菊池が伸びてきた。
 稲積のマークの甘さが目に焼き付いた。小嶋とスジで決まる車券には成らない難しさがあった。 稲積を攻めるより鈴木の巧さが光った。鈴木の調子が戻って来たのだろうか?

鈴木−小嶋の車連(5-3)は3,280円、枠連(4-3)は2,890円で切替上手車券でした。



結婚準備で忙しい十文字が、裏と出るか表と出るか。

 先行3車は関東の十文字、中部の小嶋、四国の桜井である。 十文字には尾崎と鈴木が東日本ラインを組む。小嶋には稲積と安福で中部近畿ラインを組む。桜井には菊池と小川で中四国ラインを組む。 綺麗な三分戦に成りそうである。
 並びは、十文字−尾崎−鈴木、小嶋−稲積−安福、桜井−菊池−小川であろう。 小嶋は十文字に負けたくない。十文字は結婚の準備で練習が出来ているのか。第三のラインの番手は何か漂うものがある。
 桜井、小嶋、十文字の誰が主導権を取るかである。 桜井が主導権を取った場合、後方で小嶋と十文字の捲り争いで中段に付けたラインが強そうである。 また、桜井の3番手の小川が動いて自力を出すだろう。酔って小川から流すのも面白い。 十文字または小嶋が主導権を取れば番手が有利であるが、十文字ラインは鈴木の切り替えも考えたい。
 狙い目は、中部ラインから小嶋と稲積の裏表、十文字から尾崎と鈴木に振り込む。

小嶋=稲積(3=7)、十文字−尾崎(1-8)、十文字−鈴木(1-5)の4点で勝負する。


ふるさとダービー豊橋 10R 特選 98年02月21日

1島野浩司 愛知 62期逃捲
2後閑信一 群馬 65期差捲
  3三宅伸 岡山 64期逃捲
  4藤本博之 熊本 53期差捲
5細川洋 神奈川69期差脚
 6大竹慎吾 大分 55期差脚
 7澤田義和 兵庫 69期逃捲
  8郡司盛夫 神奈川50期差脚
9山田裕仁 岐阜 61期逃捲

後閑が逃げる、捲り強い山田、なんと島野は落車。

 後閑−細川−郡司、山田−島野−大竹、三宅−藤本−澤田で周回する。大竹が地元ラインを主張したために澤田は三宅ラインの3番手に付けた。
 赤板で最後方の三宅が上昇してくると山田も此処に付ける。ペースが緩み打鐘で澤田が先頭に出た。 後閑は7番手に引くと、一気にカマシ先行態勢で主導権を握る。
 最終ホームを通過すると第1センターから山田が捲りを打ち込む。 バックで山田は後閑を交わして時、細川と島野の番手同志が接触して島野が落車、大竹も乗り上げ落車、澤田も巻き込まれて落車。
 ゴールはそのままの態勢で山田と後閑が通過して、郡司が流れ込んでの3着。

鈴木−小嶋の車連(9-2)は2,090円、枠連(6-2)は2,090円で逃げ逃げ車券でした。



地元豊橋ホームバンクは、島野に期待したい。

 関東は後閑、南関は細川と郡司、中部は島野と山田、近畿は澤田、中国は三宅、九州は藤本と大竹である。 東日本で後閑と神奈川両者の細川、郡司で地域的に連係するだろう。中部は地元島野浩司と山田の並びだろう。 近畿の澤田に付ける車がいなければ中部ラインの後ろを固めて中部近畿ラインを守る。 東ラインの後閑が思案すると、澤田と三宅の後ろが空いているのである。 九州ラインの藤本と大竹も機関車がいないので澤田か三宅の後ろを狙うだろう。
 並びは、山田−島野−澤田−後閑−細川−郡司−三宅−藤本−大竹と想定する。 地元島野が調整完了で実力は発揮してくれるだろう。山田が島野のために前で逃げる? 後閑の自力勝負でマーク巧者細川も人気を集めるだろう。
 狙い目は、地元中部の島野と山田の裏表、後閑と細川の裏表にスジで勝負してみたい

島野=山田(1=9)、後閑=細川(2=5)の4点で勝負する。


ふるさとダービー豊橋 11R 特選 98年02月21日

1馬渕紀明 愛知 68期逃捲
2伏見俊昭 福島 75期逃脚
  3井上茂徳 佐賀 41期差脚
  4郡山久二 大阪 55期差捲
5俵信之 北海道53期差脚
 6上方啓次 茨城 54期差脚
 7吉岡稔真 福岡 65期逃捲
  8黒田義高 長崎 56期差脚
9松岡彰洋 三重 69期逃捲

吉岡が井上を連れて逃げ切る、九州勢123。

 吉岡−井上−黒田、馬渕−松岡−郡山、伏見−俵−上方で予想通りに周回を重ねる。
 赤板で伏見−俵−上方が上昇すると、馬渕−松岡−郡山も上昇してくる、吉岡−井上−黒田は引いて行く。 打鐘を聴いて吉岡は一気にスパートしてF1先行?を見せてくれる。
 最終ホームで馬渕が伏見を捕らえて4番手に入るが此処までに脚を使い果たす。 このまま九州勢が吉岡、井上、黒田と通過してレースを終了した。
 吉岡は積極的に井上ハコ周りで逃げて、強さを見せ付けた。馬渕も手を打てなかった。

吉岡−井上の車連(7-3)は410円、枠連(5-3)は410円で銀行車券でした。



地元馬渕が吉岡−井上を破るぞ、俵が操縦する伏見も怖い。

 北日本の伏見と俵が同じ特選競争に組み込まれ、吉岡に井上の車券がでるのか、地元馬渕が吉岡を破る事が出きるか。 東日本勢は伏見と俵に上方の3車。中部近畿勢は馬渕と松岡に郡山の3車。九州勢は吉岡と井上に黒田の3車。 綺麗な三分戦模様である。此処もスジでいきたい。
 並びは、伏見−俵−上方、吉岡−井上−黒田、馬渕−松岡−郡山と想定する。 吉岡=井上で決まらないのが競輪である。よって中部と北日本のスジ車券が残される。 全てはオッズ次第であろう。吉岡=井上で勝負しても好いだろうし、嫌って地元馬渕ラインから狙うのも好いし、第三の伏見ラインも勝機はある。
 狙い目は、吉岡=井上を切り捨てる。地元の馬渕と松岡の裏表に、伏見と俵の裏表で楽しみたい。

馬渕=松岡(1=9)、伏見=俵(2=5)の4点で勝負する。