PICTファイルの三次元表示


PostPlot3Dでは手軽にビットマップ画像の鳥瞰図を作成し、自由に回転、拡大/縮小表示することが出来ます。
さらに、濃淡画像から作成した鳥瞰図への他のビットマップ画像の貼り付け、透過色の非表示などのオプションが利用できます。


 

 
”空と雲”の写真を鳥瞰表示して”海と島”の画像を作成


鳥瞰図作成用濃淡画像及び表示用画像の読み込み
 濃淡画像用PICTファイルはFile〜Open 3D PICT(level)メニューで開きます。このファイルの各ピクセルの濃度を元に3Dオブジェクトが作成されます。
PostPlot3Dの鳥瞰図表示では、高さ設定用濃淡画像と表示用画像データを区別します。
PostPlot3Dを起動して初めて濃淡画像を読み込んだ時は、濃淡画像を表示用画像として利用しますが、表示用画像を濃淡画像と区別したい時はFile〜Open 3D PICT(front)メニューから表示用PICTファイルを読み込みます。


濃淡画像


鳥瞰図


表示用画像


鳥瞰図へ表示用画像を貼り付け

表示用画像と濃淡画像のサイズが異なる場合、表示用画像は濃淡画像のサイズに合わせて表示されます。 また、最初に濃淡画像を読まずに表示用画像のみ読み込んだ場合は、濃淡画像はフラットになります。


鳥瞰図表示オプション

3DSmplObjects〜3D Pict Settingsメニューで鳥瞰図オプションの設定が出来ます。
3D Pict Settingsダイアログは以下のような仕様になっています。






・鳥瞰図の高さを設定
鳥瞰図の濃度Min Level〜Max Levelの範囲を高さHightピクセルで描画します。 各変数に正負の制限はありません。例えば、Max Level>Min LevelでHightに負の値を与えると、濃度の高低関係が逆転した鳥瞰図が得られます。



・簡易シェーディングを設定
簡易シェーディングを設定します。
簡易シェーディングでは光源は濃淡画像のx方向へ固定され、陰影は注目画素の前後1ピクセルを参照して計算されます。
ユーザーは陰影レベルのみ変更することが出来ます。


・ワイヤーフレームを表示
濃淡画像のx方向またはy方向へワイヤーフレームを描画します。
ワイヤーフレームの間隔は、濃淡画像のピクセル数で指定します。





・透過色を非表示にする
RGBで透過色を指定し、この色を非表示にします。
下の例では元画像の白色部分を非表示にしています。


濃淡画像




・濃度変化が大きいピクセルを非表示にする
隣接するピクセル間の濃度差が一定値より大きい場合にそのピクセルを非表示にします。
ピクセル濃度は0.0〜1.0の範囲で指定します。


濃淡画像