ボタン豊橋技術科学大学 No2

豊橋技術科学大学は,市民から技科大と呼ばれるように親しまれています。
開かれた大学ということでは,大学の存在が身近に感じられるのはいいことですね。
ところで,開かれた大学とは,具体的にはどういうことですか。

技科大は,開かれた大学をめざし,国際交流,産学交流,
地域交流の3つに力を入れています。

産学交流では,
豊橋サイエンスコアでの産学共同研究プロジェクトの推進や,
産業界の技術者や研究者を研究生・聴講生として受け入れる
制度の提供,産学交流シンポジウムの開催などがあげられます。

また,地域交流では,
地域の開発・振興のための各種委員会へ大学教官が参加したり,
地域企業を対象とする技術講習会を開催したりしています。

さらに,毎年10月には,技科大祭が開かれ,
多数の市民・地元住民が参加しています。
この技科大祭には,豊橋在住の障害者も招かれ,
たくさんのボランティアの人の協力で,
大きな交流の場がつくられているということです。
ごめんなさい。画像は,ありません。

国際交流といえば,技科大には留学生の方がずいぶんいらっしゃるようですね。

はい,技科大には平成7年4月現在,
18か国,107人の外国人留学生が在学しています。
出身国別では,中国がもっとも多く,
次いで,インドネシア,韓国,マレーシアなどとなっています。
留学生の多くは,
学内の国際交流会館や学生宿舎国際棟で生活されています。

幸小学校では,7年前に技科大の学生課を通じて,
2人の中国人留学生に来ていただいて,集会を開きました。
そのときは,たいへん流暢な日本語で,
故郷のことを紹介していただき,感銘したことを覚えています。

技科大は,身近にある国際社会だといえますね。
わたしたちもこれからますます,国際交流を盛んにしていかなければいけませんね。

技科大では,大学創設時の教官選考にあたっても,海外生活経験者を意識的に採用する努力がされたと聞いています。
留学生にとっても,グローバルな考え方をもった教官と接することができれば,心強いことでしょう。

なお,技科大では,全ての研究室がネットワークで結ばれ,インターネットのホームページを開設して,情報を発信しています。
その中には,留学生の個人ページもありますから,身近な国際交流を望まれる方は,
電子メールを出してみてはいかがでしょうか。

★ 地域経済活性化の核として,この豊橋技術科学大学は,重要な役割を果たしています。
  外から眺めるだけでなく,積極的にキャンパスに飛び込み,
   様々な情報をキャッチしていくといいのではないでしょうか。 
豊橋技術科学大学 No1
※このページは,
 1997年1月放送のFM豊橋「ふるさと発見」校区めぐり(高師台中学校区=萩さん担当)
の放送原稿を使用しています。
あっちこっち愛知 ☆高師・天伯原の開拓