7-1 話法の助動詞 (+2) の意味を憶えよう!

問題をリセットするには[更新]ボタンを!

↓ 基本を理解して、問題で確かめよう →

ドイツ語の「話法の助動詞」は6つあります。「話法の」という言葉は、「完了の」助動詞などと区別するために付いているもので、あまり気にしないでください。

「話法の助動詞」に準じて使うものが2つありますので、あわせて学びましょう。話法の助動詞はたくさんの意味を持ちますが、まず最初に基本的なものを押さえておきましょう。
können = can「可能(~できる/~の可能性がある)」, müssen (ムィセン) = must「当然(~しなければならない/~に違いない)」 のように英語とほぼ一致します。

dürfen と mögen は英語の may に相当しますが、dürfen (ドュァフェン) は「許可、(否定で)禁止」を、mögen (モェーゲン) は「推量」の意味です。意味が似ているのでしっかり憶えましょう。

mögen は、主に本動詞として、英語の like 「~が好き」の意味でもよく使われます。

wollen と sollen はともに「意志」を表しますが、wollen (ヴォレン) は「主語の意志(で、主語が~するつもりだ)」、sollen (ゾレン) は「主語以外の意志(で、主語が~すべき)」を表すことになります。

möchte (モェヒテ) はmögen の「接続法Ⅱ式(英語の仮定法過去に相当)」の形で「丁寧な願望(~したいのですが)」を表します。英語にも can や will を仮定法過去にした could/would like to という表現がありますが、意味はそれと一致します。

また möchte は、主に本動詞として、英語の want「~がほしい」の意味でよく使われます。

werden (ヴィーァデン)を使うと「未来形」という形になるのですが、ドイツ語の「未来形」は「話法の助動詞」の代用として使われます。今より先のことは必ず未来形を使う英語とは違って、ドイツ語の未来形は、時制的には未来に限定されていません。

1人称(ich/wir)では(自分の未来は自分で決められるので)「意志」を、3人称(er/sie/es/sie)では(他人の未来は自分では分からないので)「推量」を、さらに、2人称(du/ihr/Sie)では(相手の未来に干渉する形で)「命令」を表すのが普通です。

それでは、ここの解説を読まないでも左側の問題ができるように、何度も[F・5]を押して練習しましょう。
können
müssen
dürfen
mögen
wollen
sollen
möchte
werden