2003/02/01(土) 晴
 土曜出勤でへろへろになって帰ってくる。で、帰っておもむろにTVを観てみると……スペースシャトルが空中分解している。……なんか既視感のある光景だが、夢ではない。

 乗員の方々の冥福を祈ります。


2003/02/02(日) 晴
 風で頭痛に悩まされ、寝込む。一応選挙には行ったのだが、結果を見るとあんまり私の一票は重くなかったみたいである。はぁ。


2003/02/03(月) 晴
 そんなこんなで『鋼鉄の咆哮2』である。やり直しで、今度はアメリカである。
 ……何でやり直しかって? 今のデータだと、何故か戦艦の後艦橋が設置できないことが判明したのだ。
 もちろん、後艦橋パーツを持っていないとか、そんな素人な話ではない。なにせ、完成品キットを買って、後艦橋を撤去すると二度と設置できないのだから。というか、メニューにも出てきやがらねぇ。
 どうやらバグらしいのだが、光栄のホームページで個人情報を山のように無償提供しないとパッチもダウンロードできないのである。……意図的にバグを仕込んでるんぢゃないかと勘ぐりたくなる。うーん。独逸帝国万歳。(泣)


2003/02/04(火) 晴
 そんなわけで『鋼鉄の咆哮2』、泣く泣く最初からやり直しである。今回はアメリカプレイなのだが、当然アメリカなら空母である。(偏見) そんなわけで、航空技術と鋼材技術に莫大な投資を敢行、駆逐艦は早々に廃艦にして完成品空母を購入する。ワスプ(空母I)なら鋼材技術レベル3、レキシントン級(空母II)が鋼材技術レベル8、ヨークタウン級(空母III)でも鋼材技術レベル13なので、下手な技術に投資するくらいなら鋼材技術に徹して完成品を買った方が早い。『鋼鉄の咆哮2』では、購入可能な完成艦のレベルは鋼材技術(のみ)で決まるので、極端な話イージス艦を購入して、兵器技術レベル0でも多目的ミサイルVLSを購入することは可能(!)だ。むろん抱き合わせ販売なので当然高価になるが。(トータルで得なのかどうかは計算したことがない……)
 で、次のエセックス級(空母IV)は鋼材技術レベル18なので、当座の主力艦は改ヨークタウン級正規空母サンフランシスコ(空母III)でがんばることにする。

 ステージAの最終ボスの超大型潜水艦「ドレッドノート」、本来であれば重巡を建造してクリアするところだが、今回は(今回も?)空母プレイであり、空母で突撃をかける。ステージAの最終面は、敵の多数の軽艦艇の待ち受ける海域を突破して港湾施設の砲撃することが要求されるミッションである。
 前作では潜水艦の超兵器なんぞ、空母で一歩も動くことなく偵察機を全機発艦させるだけで撃沈できたのだが、今回は港湾施設の砲撃を行わないと超兵器を発見することすらできない。このため、艦載機が全機偵察機などという空母では軽艦艇の待ち受ける海域で大破してしまい、沈みこそしなくとも甲板大破で艦載機を発艦できなくなってしまう。
 軽艦艇といえど、これだけの数となれば馬鹿にはできない。艦砲射撃を終える頃には甲板は火だるま、超兵器を発見する頃には手も足も出なくなって無念の撤退ということも一度や二度ではなかった。しかし、よく見るとこの面では敵の戦闘機はほとんどいない。……それなら対艦攻撃機と対潜偵察機を半数づつ積めば勝てるのでは……?
 まさかな、と思ったが試してみると圧勝してしまう。……こういうオチかい。
 後はどこまで空母で行けるかだが……まだまだ行けるか?


2003/02/05(水) 晴
 なんというか、久方ぶりの午前様に沈む。あうう。ね、寝るべし。


2003/02/06(木) 晴
 会社から帰ってきたら、インターネットがつながらなくなっている。あう。
 とりあえず、ケーブル会社にメールで連絡したが、なにせ丑三つ時である。
 まぁ、対応は明日かな……。

2003/02/07(金) 晴
 ケーブル、相変わらずつながらない。仕方ないので、『鋼鉄の咆哮2』を少しやって寝ることにする。ぐっすし。


2003/02/08(土) 曇のち雨
 相変わらずインターネットがつながらない。まぁ、ISDNが使えるので問題ないのだが、常時接続高速回線で使えないのはちょっと悔しい。
 仕方ないんでココストア氏邸で『機動戦士ガンダム 連邦対ジオン』の対戦をデモする。

「……なんかMSの動きが変でない?」
「そうか?」
「重厚感がないというか……」
格闘ゲーみたいな?」
カプコンだかんな」

 ゲームセンターでもこのゲームをやったことはあるが、そういう目で見たことはない。しかし、日頃『ガンダム戦記』をやり慣れた目で見ると、確かにそう見えるのかもしれない。まぁ、旧ザクの回し蹴りなんて、そのまんまではある、うむ。



2003/02/09(日) 曇のち雨
 相変わらずインターネットがつながらない。メールの返事もない。仕方ないので、直接電話することにする。24時間サポートなら既に電話しているところだが……で、電話もつながらないと言うオチを期待した(をぃ)のだが、残念ながら電話はあっさりつながる。で、とりあえず、ルーターを介さず直結でつないでくれと言われる……当然といえば当然だ。
 で、当然めんどくさがり屋の私は当然のことながら、そんなこと試してない。(馬鹿)

 現状でもケーブル会社のゲートウェイにはたまに(というか、pingの1発目だけ)つながるので、ケーブルの脱落ではない。なぜか名前解決はできる(DNSにpingしてもつながらないのに!?)のが謎だが、少なくともルーターに対してpingが通る以上、ルーター〜ケーブル間のケーブルの問題でない限り、直結してもつながらないであろうことは容易に想像がつく。
 大方先方がルーティングの設定を間違えたのだろうと思っていた私は、まぁ、とりあえずやるだけやってみるかと、買ったばかりのR1を持っていってつなげてみることにする。
 あっさりつながるはうっ?

 ……る、ルーターかい。って、うちの問題かい。頭の中でるーるりーるーるりーらーらーと敗北の曲が流れる中、うちの問題です、はい、と素直に認めて(泣)電話を切ろうとすると、先方が、なんか、ルーターの機種を聞いてくるので、ごめんなさいしながらLINKSYSのBEFSR41です、といってみる。
 すると……同様の症状が他の人でも出ているという。ファームウェアのアップデートで直った方もいます、と言われる。

 藁にもすがる気持ちでファームウェアを探す。考えてみれば、このあたりISDN契約残しておかなかったら既にハマりである。ISDN経由は全く問題ないので(当然か)、ISDNでインターネットにつないで探してみると、あっさり見つかる。
 神に感謝。安定版の1.39J とUPnP対応の1.43JP R00(βバージョン)が公開されている。確認すると現状は1.38Jだったので、安定版の1.39Jをダウンロードする。
 R1なら持っていって直結するのも楽勝なので、さっそくアップデートしようと思ったのだが……同梱のpdf解説書を読むとこんなことが書いてある。

 現在ファームウェアのアップグレードが可能なOSは、Microsoft Windows 95/98/Me/NT4.0/2000に限られますので、あらかじめご了承ください。

 ……R1、XPなんですけど

 ほとんど99%、XPでも問題はないと思えるが、やっぱり怖いので未だ Windows 98機のゲーム専用機、火龍壱号にダウンロード、試してみることにする。
 こわごわやってみるが、アップデートそのものはあっさり成功。そのまま接続を試してみるが……。

 ……現象、全く変化無しである。ダメじゃん

 一応、ルーターの電源の入り切りや、しまいにはハードウェアリセットまで試すが、結果は変わらない。ほとんどパニックである。もはやルーターを修理に出すしかないか……いや、毒をくらわば皿までだ。
 ダメ元で UPnP対応の1.43JP R00 をダウンロード、再度アップデートすることにする。はっきり言って、効果はほとんど期待していなかったのだが……なんと、あっさりつながるようになってしまう。 は?。

 長生きはするものである。(笑) 仕事柄、カスケードしているHUBを MDI-X 同士でつないでも動いていたり、スイッチングHUBの1つが暴走したせいでつながっているネットワークが全て死んだ例など、通常では信じがたいことが世の中にはあることを知ってはいるのだが、これは少々驚きであった。(ファームウェアアップデートで問題解決なんざ、むしろ当然やっておくべきことで、こんなことで驚かれても困ると言われると赤面するしかないのだが……)
 ネットワーク会社側の機材の入れ替えでもあったのか? むぅ。ま、つながったからいいか……。

 そんなわけで『鋼鉄の咆哮2』で気分転換である。
 ついにエリアBをクリア(超大型双胴強襲揚陸艦"デュアルクレイター"は、さほど強敵ではなかった)、エリアCに突入、相変わらず主力艦は空母のままである。

正規空母"サンフランシスコ"
重量9825/10000(14,563トン) 速度25.0Kt 主砲:四連装20.3cm65口径砲3基12門(前方3基)
副砲:三連装12.7cm45口径砲4基12門(前方3基後方1基)
二連装12.7Cm高角砲(6基)
四連装28mm機銃(6基)
四連装7.7mm機銃(3基+8基 2グループ)
対空ミサイル発射機(2基)
搭載設備
 格納庫103  舷側エレベータ2基
 電波照準儀I  電波妨害装置I
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 自動装填装置II
 自動消火装置I
 応急注排水装置I
空母艦橋VI (米)
船体 空母III
航続距離 15,000
空母ボイラーIII  8基
標準タービンIV  4基
排煙能力 ボイラー0/0基分
機関配置 通常配置
機関出力 23,936 耐久力  1,100
舷側防御 対36cm防御
甲板防御 対38cm防御
防御区画 61%(完全防御)
指揮能力 58
索敵範囲 26
発艦時間 60
搭載数  21部隊
F4ファントム       6部隊
P80シューティングスター 3部隊
AV8Bハリアー2     9部隊
PV1ベンチェラ      3部隊

 航空技術 25  機関技術  5  鋼材技術 15  兵器技術  6  電気技術 11
 艦載機がようやくベトナム戦争並になったのは嬉しい限りである。これでようやくレシプロ戦闘機ともおさらばである。もっとも、これは莫大な投資を航空技術に注ぎ込んだ結果なのだが……。
 アメリカ製航空機は、開発中の次期主力機程度の機体しかない(最強の機体が攻撃機F−35C、航空技術30/電気技術25)ので、完全にあっちの世界に逝ってしまっている独逸科学帝國の機体に比べるとかなり見劣りし、しかもその独逸科学帝國製の機体すらゲーム終盤では一瞬で壊滅することを考えると、航空技術への投資など無駄としか言いようがないのだが、これはもう、意地というか、趣味ととってもらって構わない。(自爆)
 ちなみに、F4ファントム(正確にはファントムII)やAV8Bハリアー2といった、いっぱしの現用機はステージBの終盤までならそれなりに通用するが、ステージCともなれば出撃の度に結構な損害が出る。かなりの投資を行った航空技術25の機体でこの程度なのだから、将来は推して知るべしだ。
 ちなみに、兵器技術6は従属艦の開発のためである。空母から格納庫を除去して重防御の巡洋艦として運用するためではない。

 なにはともあれ、独逸帝国でのプレイがあんな形で終わっているのは残念ではあるのだが、もうしばらくは空母でがんばってみるつもりである。


2003/02/10(月) 曇
 なんだかんだで今日も午前様だが、明日(今日)は休みなので『鋼鉄の咆哮2』である。
 ついにエリアCをクリアする。

正規空母"ロスアンジェルス"
重量13933/14000(34,832トン) 速度27.3Kt 主砲:四連装20.3cm65口径砲3基12門(前方3基)
二連装12.7Cm高角砲 (4基+3基 2グループ)
四連装7.7mm機銃 (4基+4基 2グループ)
対空ミサイル発射機(2基)
搭載設備
 格納庫117  舷側エレベータ2基
 電波照準儀II  音波探信儀III
 電波探信儀II
 発砲遅延装置II
 自動装填装置II
 自動消火装置I
 応急注排水装置II
空母艦橋VI (米)
船体 空母IV
航続距離 10,000
空母ボイラーIII 13基
標準タービンIV   4基
排煙能力 ボイラー0/0基分
機関配置 通常配置
機関出力 38,836 耐久力  1,600
舷側防御 対38cm防御
甲板防御 対36cm防御
防御区画 70%(完全防御)
指揮能力 63
索敵範囲 26
発艦時間 60
搭載数  24部隊
F14トムキャット    6部隊
A10サンダーボルト2 15部隊
PV1ベンチェラ      3部隊

 航空技術 25  機関技術  5  鋼材技術 18  兵器技術  6  電気技術 20
 私のエリアC〜Dの主力艦になっているのが、この第四世代型正規空母"ロスアンジェルス"である。次世代型のエセックス級は鋼材技術25まで出現しないので、当分はこの艦で頑張らざるを得ない。ちなみに日本だと第五世代型空母の信濃級(航空技術力20)、イギリスで第五世代型空母(航空技術力27)、独逸帝国で第四世代型空母(航空技術力20)が最高なので、普通ならそろそろ艦体は最高のものを入手、あとは(主に機関の)カスタマイズと航空機のレベルアップに専念するところだが、アメリカの場合は空母が第六世代(航空技術力30!)まであり、まだまだ先は長いのであった。
 ちなみに、戦艦にはドリル戦艦や双胴戦艦などが用意されているが、残念ながら巨大空母は用意されていないので、アメリカの場合空母としては第六世代が最強となる……開発できるまで空母で行けるかどうかは謎だが。 (『鋼鉄の咆哮2』では購入できず拾って入手するしかないものの種類が格段に増えており、購入不能な艦体を拾って入手することが可能。ドリル戦艦や双胴戦艦は購入では入手できない)

 実のところ、エリアDのラスボスである巨大戦艦"播磨"には結構苦労したのだが、新型艦載攻撃機の開発とアウトレンジ戦法で地道に攻撃して(正確には艦載機発艦後は逃げ回って)クリアである。  なので、電気技術にめいっぱい投資したのは補助兵装の充実や耐久力増加が目的ではなくて、艦載機のレベルアップが目的である。そんなわけで、艦載機もベトナム末期になったのは嬉しい限りである。なぜか「艦載攻撃機」にA−10が載っているのはご愛敬である。深く追求してはいけない。ただ、この次の艦載機開発にも莫大な投資が必要となるのだが……アメリカでは所詮現用機を越える機体は出現しない(正確には次期主力戦闘機のF−23とF−35)ので、極端に投資しても手詰まりになるような気はするが、とりあえずしばらくは航空主兵主義で頑張ることとしよう。


2003/02/11(火) 曇
 休日なので休日を休日として甘受できることを神様と仏様に感謝しつつ『鋼鉄の咆哮2』である。
 エリアD−4、対超大型高速潜水艦ノーチラス戦で詰まる。ノーチラスに追いつけず、艦載機が攻撃しているのかどうかもわからないまま遠距離から無数の超高速魚雷による拡散雷撃を喰らって爆沈、まったく手も足も出ない。艦載機の編成を何度か変えてみたりもしたが、効果無しである。
 後から考えると追いかけ回すのではなくアウトレンジに徹するとか、対魚雷防御に機銃を増設するとか手はいくらでもあったのだが、面倒になってきたのでイージス巡洋艦"タイコンデロガ"を購入、舷側防御を対31cm防御に強化、主砲を四連装20.3cm55口径3基(前方甲板に1基、後方甲板に並列2基)に換装する程度の軽微な改装を行った改タイコンデロガ級(主砲を換装するだけでイメージが……)で出撃する。
 改装したせいで、速力が27.3ノットに低下(元は30.3ノット)しているためにノーチラスに追いつくのに苦労したものの、魚雷の雨の中をものともせずに突貫(考えてみれば対ノーチラス戦用の改造なら機銃も増設すべきだった)、射程(と言うより視界)にノーチラスを捕らえると同時に対潜ミサイルVLSからミサイルをひたすら連射、あっさり撃沈して事なきを得る。

 ……別に空母で撃沈することができない敵ではないので、空母での撃沈にこだわっても良かったかもしれないが……まあ、そのうち空母の限界は目に見えてくるのは確実なので、よしとして先に進むことにする。(……へたれー)

 しかし、その空母の限界はいともあっさりと訪れたのであった。超大型高速空母"アルウス改"である。……なんか、独逸プレイと展開が全く同じ気はするが……展開が同じならやることも同じである。すなわち、航空戦艦の建造しかない。

航空戦艦"カンザス"
重量23849/24000(59,622トン) 速度34.0Kt
主砲:四連装41.0cm55口径砲5基20門(前方3基後方2基)
副砲:四連装20.3cm55口径砲12基48門(前方6基後方6基)
二連装12.7Cm65口径舷側砲(4基)
二連装12.7Cm65口径甲板砲(3基)
四連装40mm機銃 (6基)
四連装7.7mm機銃 (2基)
搭載設備
 格納庫78
 舷側エレベータ2基
 電磁防壁III
 電波照準儀IV
 電波探信儀III
 発砲遅延装置IV
 自動装填装置IV
 自動消火装置III
 応急注排水装置I
空母艦橋V (米)
船体 航空戦艦II
航続距離 7,352
戦艦ボイラーV 17基
標準タービンV  4基
排煙能力 ボイラー17/30基分
機関配置 通常配置
機関出力 93,024 耐久力  3,000
舷側防御 対43cm防御
甲板防御 対38cm防御
防御区画 76%(完全防御)
指揮能力 68
索敵範囲 30
発艦時間 60
搭載数  15部隊
F/A18ホーネット 15部隊
PV1ベンチェラ    3部隊

 航空技術 26  機関技術 13  鋼材技術 18  兵器技術  6  電気技術 21
 ……結局、今回も超大型高速空母"アルウス改"で航空戦艦投入と相成った次第である。機関技術が向上しているのはボイラーの数が足りなくなったので購入に頼らざるを得なくなったためである。原子力機関ならともかく、流石にこの程度のボイラーの数を揃えるために完成品の戦艦を買っても仕方がない。

 甲板装甲が薄めなことを見てもわかるように、この航空戦艦"カンザス"は言うまでもなく戦艦としての戦闘を主眼に設計されている。それ故か、本艦の航空甲板は他の航空戦艦と大きく異なり艦の中央部に設置されている。このため、主砲は前後の甲板に設置され、他国の航空戦艦のように後方が死角となってはいない。
 設計思想が大艦巨砲主義に依っているため、主砲の四連装41.0cm55口径砲5基20門はともかくとして、副砲として四連装20.3cm55口径砲12基48門(前方6基後方6基)もある多砲塔戦艦となっているのが本艦の特色といえる。これは前世世界における噴進誘導弾主兵主義の失敗の反省を引き継いだものといえる。もっともこれは建造段階で十分な数の噴進誘導弾垂直発射機が揃わなかったことによるといった方が事実に近いかもしれない。
 多砲塔戦艦となったこともあって本艦は6万トン近い巨艦となった。史実の長門型が42,753トン、アイオワ型が48,110トン、大和型が69,100トンであることを考えると、この事実が際立つ。艦載機こそ搭載してはいるが、この艦はれっきとした戦艦といえよう。
(ちなみに愛用の正規空母"ロスアンジェルス"は3万5千トン級、ベトナム戦争にも参加した史実の一応同級艦"エセックス"の27,208トンに比べれば大きいものの、第五世代型の正規空母"キティ・ホーク"の81,780トンに遠く及ばない……もっとも現代最強の原子力空母"ニミッツ"81,600トンの方が軽いのだけれども)

 ……と偉そうに言ったものの、この艦では勝てなかった私である。いや、超大型高速空母"アルウス改"はあっさりと沈んだものの、Dステージのラスボス、超大型ドリル戦艦"荒覇吐"には手も足も出なかったのである。

 結局、ステージDを最初からやり直している私である。はぁ。早く第五世代型の正規空母開発しよ……。(それで勝てるんだろうな、おぃ)


2003/02/12(水) 曇
 会社から帰ってきて相変わらずの『鋼鉄の咆哮2』である。ついに超高速戦闘機F−12(ファルコンAAM4発ポッドを搭載したSR−71の戦闘機仕様、2機のみ試作された)と、F−117(言わずと知れたステルス戦闘機)の開発に成功、とりあえず航空機の開発は打ち止めとして鋼材技術に投資することにする。電気技術に十分な投資をしたのでこのまま航空技術に投資すれば最強の戦闘機F−23と攻撃機F−35Cも開発できるのだが、それにはさらなる莫大な投資が必要になる。現状の航空技術レベル27を1つ上げて28にしても開発できるのはスーパーホーネット程度では、あまり開発意欲もない。
 ましてや、そこからさらなる莫大な投資が必要ともなると……。

 そんなわけで、本腰入れて鋼材技術に投資するがレベル25までの道は遠く、やっと22である。もっとも、22となれば、史実でのアメリカ最強最後の戦艦たるアイオワ級が開発できるので、戦艦で行くなら十分なレベルとも思えるだが……。
(ちなみに、『鋼鉄の咆哮2』世界でのアメリカ戦艦はアイオワ級の上にまだまだ2世代分も艦型がある)
 まあ、毒をくらわば皿までである。とりあえず第五世代型の開発までは頑張ることとしようか。


2003/02/13(木) 晴
 そんなわけで『鋼鉄の咆哮2』である。ひたすら鋼材技術に投資するが、鋼材技術はやっとレベル23である。
 ……ここで気の迷いが生じる。鋼材技術22の段階で開発できたアイオワ級戦艦でも超巨大ドリル戦艦"荒覇吐"程度倒せるはずだ。とりあえず、"荒覇吐"だけでも戦艦で倒して先に進む方が楽なんじゃ……て、さっそく挑戦してみることにする。アイオワ級とて第六世代型大型戦艦、このクラスともなれば空母は勿論、航空戦艦を遙かに上回る装甲と砲戦能力を持つ。航空戦艦ならともかく、この艦ならば……。

 結果……。
 我らが第六世代型大型戦艦"アイオワ改"は、超巨大ドリル戦艦"荒覇吐"との激しい砲撃戦の末に爆沈した……ぐぅ。やはり第六世代型の装甲では力不足だったようだ。いや、第六世代型大型戦艦はもとより、航空戦艦"カンザス"にせよ、ひょっとしたら正規空母"ロスアンジェルス"ですら、無傷で"荒覇吐"と相対するのであれば勝ち目がないわけでもないかもしれない。しかし、光学兵器装備の砲台を含む陸上砲台との激しい砲撃戦で少なからぬ損害を被った後では、その戦いは絶望的な戦いとなるのだ……。
 技術開発のために、また、戦い続けるしかないか……。


2003/02/14(金) 晴
 世間ではバレンタインデーで盛り上がっているようだが、あんまり、訂正、全然盛り上がっていない私である。はは……はぁ。

 そんなわけで、今日も会社から帰ってきて『鋼鉄の咆哮2』である。繰り返される幾重もの資金稼ぎの戦いの末、ついに鋼材技術レベルは25に達し、新型空母と新型戦艦の開発に成功する! しかし、技術開発に莫大な投資を費やしたため、完成品キットを購入するほどの余力はない。とりあえず、第五世代型空母の艦体を購入する。何故に空母か……もはや、その問いなど無意味だ。

正規空母"ドラゴンロード"
重量18944/19000(47,360トン) 速度30.3Kt
主砲:四連装20.3cm65口径砲1基4門(前方1基)
四連装12.7mm機銃(4基)
四連装40mm機銃 (4基+4基 2グループ)
多弾頭SSM発射機 (1基)
対空ミサイル発射機 (2基)
多目的ミサイル発射機(1基)
搭載設備
 格納庫146
 舷側エレベータ2基
 探照灯4基
 電磁防壁IV
 電波妨害装置IV
 音波探信儀V
 電波探信儀II
 発砲遅延装置II
 自動消火装置I
 応急注排水装置II
空母艦橋VI (米)
船体 空母V
航続距離 11,607
空母ボイラーV 14基
標準タービンV  4基
排煙能力 ボイラー0/0基分
機関配置 通常配置
機関出力 62,496 耐久力  2,200
舷側防御 対43cm防御
甲板防御 対46cm防御
防御区画 46%(集中防御)
指揮能力 67
索敵範囲 26
発艦時間 60
搭載数  30部隊
F12ブラックバード    6部隊
F−117         6部隊
F/A−18ホーネット  15部隊
PV1ベンチェラ      3部隊

 集中防御の採用により、舷側対43cm防御、甲板対46cm防御という重防御でありながら30.3ノットという(この程度の機関技術力にしては)高速を持つ現代型空母"ドラゴンロード"は、その代償として砲戦能力を大幅に犠牲にしている。本空母の設計陣は艦載機の搭載数確保を最優先しつつ前部格納庫の一部を左舷側に寄せることで、格納個数を減らすことなく四連装20.3cm砲の装備を実現している。実は格納個数を減らさなくとも更に四連装20.3cm砲を装備することはスペース的に可能だった。しかし、重量的にこれ以上の砲塔装備ができなかったため、これ以上の砲塔装備を断念、結果的に20.3cm砲4門という申し訳程度の砲戦能力しかない艦となってしまったのである。これでは非装甲地上施設以外に対しては砲撃効果を期待できない。
 一応誘導弾発射機を装備しているため対艦戦闘も不可能ではないが、通常型巡洋艦並の能力を持っていた従来型空母には遠く及ばない。
 だが、それは従来型空母を大幅に上回る艦載機搭載数で十分以上にカバーできるはず……だった。

 本艦の設計思想は決して間違ってはいなかった。それは、この戦いの後の資金稼ぎのための作戦において、対超大型高速潜水艦"ノーチラス"戦以外の全ての戦闘で輝ける勝利を掴み、汚名返上したことでも証明されている。

 だが、戦艦、それも超大型戦艦相手に挑むには本艦では役不足だったことは否めない。陸上砲台との激しい砲撃戦で大損害を被った空母"ドラゴンロード"は、"荒覇吐"を相手にする頃にはその艦載機の殆どを喪い、手も足も出ずに大破撤退したのであった……。

 設計完了時にセーブしたために、もう一度戦艦を設計するほどの資金はもとより残っていない……資金稼ぎのためにもう一度やり直すか……。


2003/02/15(土) 晴
 『鋼鉄の咆哮2』である。資金稼ぎのためのプレイで特殊巡洋艦の艦体をゲットしたので、対超大型高速潜水艦"ノーチラス"戦に備えて新型の巡洋艦を設計することにする。別に従来の改タイコンデロガ級巡洋艦でも十分なのだが、せっかく手に入れたものは使うに越したことはない。しかし、ここで予想外の事態が発生したのであった……。

 ……後部艦橋が設置できない

 ……ブルータス、お前もかっ!? もはや、これまで……
 そんなわけで、むちゃくちゃ悔しいのだが、しょうがないので、光栄のホームページでユーザー登録することにする。ぐぅぅぅぅぅ。光栄ときたら、普通ならQ&Aやパッチ当てプログラム程度、無償公開する(あのMicrosoftですら無償公開だというのに)ところをユーザー登録しないとQ&Aは見えないし、パッチプログラムも落とせないのだ!
 完全敗北である。
 もしかして、光栄め、こうなることを見込んでワザとバグを仕込……いやいや、よもや天下の光栄がそんなことをするはずもないよな?(だから、開発はマイクロキャビンだってばよ)

 で、敗北しつつユーザー登録する。メールアドレスと本名晒してである。ぐぅぅ。悔しい。
 パッチプログラムダウンロード……な、直った。ついでにユーザ限定の従属艦"大和"を落としてみる。組み込み……と。おっし。じゃ、独逸型のセーブデータにも……。

 このデータは既に一度組み込みを行っています。組込を中止します。

 ……おぃおいおぃ! 一つのデータにしか組み込めないなんてことは、最初に言え!

 で、とりあえず対荒覇吐用の戦艦を設計する。

戦艦"ロードアイランド"
重量34948/35000(87,370トン) 速度28.0Kt
主砲:四連装46.0cm55口径砲3基12門(前方2基後方1基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲18基72門(前方10基後方8基)
四連装40mm機銃  (11基)
四連装7.7mm機銃 (12基)
対空ミサイル発射機  (1基)
多目的ミサイル発射機 (1基)
搭載設備
 探照灯4基
 射出機A2基
 電磁防壁IV
 電波照準儀V
 電波探信儀IV
 発砲遅延装置IV
 自動装填装置V
 自動消火装置I
 応急注排水装置I
戦艦艦橋VI (米)
船体 戦艦VII
航続距離 13,095
戦艦ボイラーVI 14基
標準タービンVI  4基
排煙能力 ボイラー14/40基分
機関配置 通常配置
機関出力 98,280
耐久力  3,900
舷側防御 対61cm防御
甲板防御 対46cm防御
防御区画 55%(完全防御)
指揮能力 68
索敵範囲 58
発艦時間 30
搭載数  1部隊
搭載機 なし

 航空技術 27  機関技術 15  鋼材技術 25  兵器技術 10  電気技術 25
 対超兵器用に開発されたため、本艦は舷側防御対61cmというまれにみる重装甲艦となっている。甲板装甲は重要性が低いためにかなり薄くなってはいるがそれでも対46cm防御と、"戦艦"というに相応しいだけの防御は残している。このために最高速度28ノットと鈍足な艦となっているが、これでもこの時代としては高速といって間違いないだろう。主砲は46cm砲4連装3基12門と珍しく常識的なものだが、副砲は四連装20.3cm65口径砲18基72門と第一次大戦当時もかくやといった多砲塔戦艦になっている。これは例によって砲戦至上主義によるものだが、むろん技術力の低さによる装備不足であることは否めない。(事実、本艦は優秀な対空装備である20mmバルカンファランクスを全く装備していない) 誘導弾発射機も装備しているとは言え捕獲兵器である悲しさで装備数は悲しいほど少ない。
 実のところ本艦の主砲も捕獲兵器である。対超兵器用に開発されたといえば聞こえはいいが、詰まるところ寄せ集めの装備で建造されたというのが悲しいが事実であろう。

 だが、本艦は期待に十分応えた。異様とも言える分厚い装甲は荒覇吐のドリル突撃をものともせず、殆ど無傷で荒覇吐を撃沈したのである。海を制するものは戦艦である。悲しいが、この事実をまざまざと見せつけられた戦いであった。


2003/02/16(日) 曇
 相も変わらず『鋼鉄の咆哮2』である。パッチ当てのおかげで独逸型の後艦橋が設置できない問題についても解決されたので、実のところ再度独逸に立ち返って最終型ハウニブーの開発に勤しむという手もあったのだが、既に功績値はアメリカ型のセーブデータの方が上回っている。そんなわけで、とりあえずこのままアメリカ型でプレイを継続することにする。

 だが、パッチ当てで全ての問題は解決されたはずなのに新たな問題が発覚したのであった。12.7cm両用砲が再設置できないのだ。パッチ当ての前からこの問題は発生していたので、パッチを当てたことに依るものではない。ぐぅ。やるな、光栄。

 で、憂さ晴らしにココストア氏に電話してみる。
「なあ、12.7cm両用砲が再設置できないんだが」
12.7cm両用砲ってなに?
 ……そうか、日本型では12.7cm両用砲が購入できないんだったっけ……。

 仕方ないので、プレイ中のデータを送りつけることにする。
「完成キットのアイオワ級戦艦買ってみ。山ほど12.7cm両用砲装備しとるで。で、撤去しちゃうと二度と設置できんのだわ。後艦橋の悪夢再来だわな。ユーザーサポートにメールしたるか。ユーザー登録しちまったことだし」
ふむ……でも、12.7cm両用砲再設置できるぞ?
「なにい?」
……もしかして、大口径の砲を選んでないか? 12.7cm砲選んで、38口径を選べばちゃんと両用砲になりますが、何か?」
「……あ、ほんとだ」
……良かったね、ユーザーサポートに連絡する前にわかって
「……」

ところで、この空母集中防御採用してるけど、ヴァイタルパート63%まで減らせますが。四連装砲もう一基搭載できますが。高角砲2基下ろせばさらにもう一基四連装砲搭載できますが、何か?
「……あ、ほんとだ」
んー、この艦、更に改良の余地ありそうなんですが。なんなら改良してデータ送りますが
「……平賀元帥か、おのれわ」

 おそるべし、ココストア氏。



2003/02/17(月) 晴
 例によって午前様で沈む。
 悔しいので、『鋼鉄の咆哮2』をプレイする。Fステージ侵攻である。で、とりあえず新型大型正規空母『ドラゴンロード』で頑張っている……と。

取得兵器 双胴戦艦

一瞬わが目を疑う。後ろに、AとかBとかCとかDとかは、つかない。(『エンタープライズ』じゃないぞ)
 ……まだ鋼材技術が30に達していないのに、期せずして最強パーツが手に入ってしまった……。
 これなら、Fステージも楽勝か?



2003/02/18(火) 晴  そんなわけでまたも、午前様である。
 とりあえず、双胴戦艦を設計してみることにする。

双胴戦艦"ネビュラスカ"
重量64991/65000(162,478トン) 速度20.0Kt 主砲:三連装61.0cm55口径砲4基 12門(前方3基 後方1基)
副砲:四連装40.6cm50口径砲4基 16門(後方4基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲34基136門(前方24基 後方10基)
副砲:三連装12.7cm38口径砲26基 78門(前方20基 後方6基)
四連装40mm機銃  (18基)
多目的ミサイルVLS(22基)
対空ミサイルVLS (1基)
搭載設備
 電磁防壁IV
 電波照準儀V
 電波探信儀IV
 発砲遅延装置IV
 自動装填装置V
 自動消火装置I
 応急注排水装置II
戦艦前艦橋δ (日)
戦艦後艦橋VI (米)
船体 双胴戦艦
航続距離 12,037
戦艦ボイラーIV 18基
標準タービンIV  4基
排煙能力 ボイラー18/20基分
機関配置 シフト配置
機関出力 126,360 耐久力  5,500
舷側防御 対61cm防御
甲板防御 対61cm防御
防御区画 70%(完全防御)
指揮能力 80
索敵範囲 59
発艦時間 30
搭載数   5部隊

 航空技術 30  機関技術 11  鋼材技術 25  兵器技術 15  電気技術 26

 スペックだけ見ると化け物という表現しか見当たらない。一般には、実運用可能な軍艦は全備重量12万トンがひとつの目安とされている。排水量81,600トンのニミッツ級原子力空母がちょうどこのクラスである。16万トンとなると、このニミッツ級2隻分ということになる。正に「双胴」戦艦というところか。
 そもそも四連装40.6cm50口径砲4基16門が副砲に過ぎないというところからして狂っている。これは標準的な戦艦なら主砲として十分通用する装備だ。
 主砲はというと、三連装61.0cm55口径砲4基12門。狂った大艦巨砲主義が支配するこの世界では決して大型砲とはいえないが、カタログスペックで攻撃力567、これは大和級戦艦の46.0cm45口径砲の攻撃力220の倍以上の威力である。ちなみにこの世界の対艦ミサイルの攻撃力は300である。
 特殊弾頭ミサイルの攻撃力すら1,000しかない。特殊弾頭は一定時間ダメージを与え続けるため単純に比較は出来ないが、3連装砲4基12門の一斉射撃は「特殊弾頭」の6.8発分に相当するわけである。
 防御面はどうか。「戦艦」を名乗る通り本艦の装甲は舷側、甲板、ともに対61cm防御が施されている。しかも、完全防御を採用している。正に、「不沈艦」という呼び名が相応しいと言える。
 ちなみに、この艦の設計はそれほど厳密に行ったわけではない。(つまり、砲塔配置改善による軽量化の余地がある) これは双胴戦艦というものが如何に化け物であるかを示しているともいえる。
 本艦にも欠点はある。それは、現代戦では止まっているにも等しい速力20.0ノットしか出ないことである。これは、機関技術力にほとんど投資してこなかったことが大きい。
 大出力機関への換装が、今後の課題となるだろう。



2003/02/19(水) 晴
 体調瓦解で会社を休む。
 うぅ。
 うー。
 ひくひく、ぱたっ。



2003/02/20(木) 晴
 午前様である。午前様だ。午前様だってば。
 うぅ。ね、寝よう。 



2003/02/21(金) 曇
 そんなわけで、今日も午前様である。で、夜道を帰りながらふと、思う。
 最近、我が家の近くの歩道によくガードレールが出来るのを見かける。
 結構なことではないか、と、思われがちだが、実はこれには大きな落とし穴があるのであった。
 (別にマンホールがあるわけではない)

 普通、歩道というものは段差で車道とは区切られている。もっと狭い道になると、段差などなく、車道との間にあるのはただの白線だけだ。
 で、ガードレールが出来るのはこういった白線しかないような歩道なのだが、ガードレールの外周はこの白線上のラインとなる。ガードレールには当然それを支える柱があるわけだが、これは白線の内側、つまり歩道の中に設置される。つまるところ、歩道の幅が30cm近くも狭くなってしまうのである。歩道に電信柱なんか立っていた日には、人一人通ることすら困難な歩道になってしまうのだ。……というより、素直にガードレールの外側を歩いたほうが楽だったりするのである。自転車では走れないほどの幅しかないと言えば、その狭さがわかるだろう。
 場所によっては、人が前を向いて歩くことすら出来ないのである。ガードレール沿いにカニ歩きで進めとでも?
 詰まるところ、税金の無駄としか思えないのである。それとも、これによって敢えてガードレールの外側を歩行者に歩かせることで、車側の賠償責任を減らそうとたくらんでいるのか?
 なんにせよ、困ったものである、うぅ。



2003/02/22(土) 雨
 お休みだったのだが、風邪で倒れる。もったいないのかラッキーなのか、よくわからない。……いや、風邪だろうが熱だろうが、会社に行くときは逝くから、ラッキーではない かも知れぬ。うぅ。
 うぅ。ね、寝てよう。



2003/02/23(日) 曇
 なんとか復帰したので、糸様を連行して大須に出かける。今日の目的はLANケーブルの購入……だけだったはずだが、気がつくと『ボードゲーム天国01』(竹内書店新社)だの、安売りしていた『マジャイネーション』のスターター8つだの、馬鹿な買い物をしまくっている。あぅぅ。
 いいのか、わが人生。



2003/02/24(月) 雨のち曇
 唐突だが、最近の私はラーメンに凝っている。世間的に言うマイ・ブームという奴である。で、今日はバイク通勤だったので(雨の中、合羽着てバイクである……って、よく考えると今日は午前様というわけではなかったので、バイクでなくてもよかったかも……)帰り道の新たなラーメン屋を攻略することにしたのだ。新たなと言っても別に新装開店の店ではなく、単に気になっていたが行ったことがないというだけという話だが。
 ラーメンのマイ・ブームに陥るまでは気にしていなかったのだが、私の会社帰りのコースというのはラーメン屋が多い。帰るルートにも依るが、片手で数えきれないくらいの数は優に存在する。下手すると、両手でも数え切れないかもしれない。ラーメン屋&中華料理屋(台湾料理含む)以外には、牛丼屋くらいしか私が帰る時間帯に営業していないので、特に目に付くだけなのかもしれないが。

 で、今日のラーメン屋だ。仕事でふらふらだった私は、メニューの最初に書いてあるものを無造作に頼んだ。……思えばこれが致命的だった。ラーメン屋といえば、とりあえず、基本は普通の「ラーメン」ではなかろうか。時として「xxラーメン」(xxには往々にして屋号が入る)が基本のこともあるが、とりあえず醤油なり豚骨なり味噌なり、その店の普及価格なラーメンが基本だろう。別にこれは人それぞれだし、店に入った時点で運命の過半は決定済みなので、好みで選べばいいとは思うが……。
 で、頼んだ後にメニューを見返してみて、そのラーメンが太麺だったことに気付いて私は後悔していた。私は個人的には太麺より細麺派な人なのだ。しかし、疲れていた私はもっと重大なことに気付いていなかった。そのラーメンは坦々麺だったのだ……。

坦々麺【たんたんめん】:豚挽き肉、ザーサイ、ねぎ等を炒め、芝麻醤、ラー油で味付けしたものを上にのせた、辛味の効いたスープを使った中華麺。

 そのとき私は疲れていた。何故か私の中で、坦々麺は雲呑麺に脳内変換されていたのだ。

雲呑麺【わんたんめん】: 香港で有名なラーメン。麺は細い縮れ麺で、具に、雲呑(通常は雲呑の中身は蝦、豚肉の場合もある)、黄ニラ、葱、菜心などをのせる。

 で、坦々麺だということに気付いたあとも、別に気にしていなかった。大須の中華料理屋で台湾ラーメンを毎回食べている私にとって、坦々麺なにするものぞ、だったのだ。

台湾ラーメン【たいわんらーめん】: 「味千」を発祥とする名古屋のご当 地ラーメン。挽き肉、ニラ、ニンニク、唐辛子をのせる。多くの場合、味付けは激辛。なお、ネーミングは考案者の郭明優氏が台湾出身であることによる。

 もちろん、食べた後に毎回ひぃひぃ言っていることなぞ、次に頼むときにはすっかり忘れていることは言うまでもない。それに、インターネットによる事前調査では今日のラーメン屋のラーメンはメニューに表記されているほど辛くないとのことだったので、すっかり油断していたのだ。

 ……油断大敵。そもそも激辛ラーメンなんてものは、体調万全でそれなりに覚悟の上で食うものである。ふらふらになった会社帰りのサラリーマンが食するものではない。(……たぶん。世の中いろんな人がいるからわからないが)  結果、私は金たらいで出てきた(笑えることに、この店では坦々麺が金たらいで出てきたのだ)坦々麺を、坦々と、汗をだらだら流しながら、スープもきっちり飲み干したのであった。うぅ。

 こ、こんどはからくないらーめんにしよう。ひいひい。



2003/02/25(火) 曇
 午前様である。疲れて背中を丸めてため息をつきながら帰ってくる。典型的サラリーマンである。で、ふらふら歩きながら、ふと、あるものに目が留まる。

 マンホールである。

 下を向いて、歩いたせいで目に付いたのだが、(普段は馬鹿みたいに天を仰いでオリオン座を眺めつつ帰ってくるのだ……もうオリオン座が見られるシーズンも終わったか?)マンホールに電力会社の名前が刻んであるのだ。……マンホールって下水管じゃないか?  NTTだのKDDだの通信事業者ならまだわからないではないが、何故に電力会社? 電力線が地下通ってるのでは、と考える向きもあるかもしれないが、この近辺は電柱立ちまくりでそんな気配は微塵もない。
 謎だ。

 で、帰ってから調べてみると、確かに電力会社と無関係ではないことがわかった。

設備形成における効率化
 地中送電線建設工事における超長尺ケーブル布設の採用
 電線高上げ工事における新工法の採用
 配電線地中化工事におけるY字型接続部の採用
 ローラー式管路採用によるマンホール設置個数の削減

 ……なんだが、やっぱり配電線地中化の関係としか思えないんだけどな。だったら、ガードレールのおかげで更に狭くなった歩道を通りやすくするためにも電柱撤去してほしいものであるが。

 やっぱり謎だ。



2003/02/26(水) 曇
 雨が降るかとびくびくしていたが、帰りは曇で一安心である。正確には「普通の人が帰る時間」はざざ降りだったらしい。(爆)

 で、晴れていたので『Pocket Rouge』しながら帰ってくる。Palmにはいろんなゲームを入れたが、結局シンプルイズベストで継続的に遊んでいるのはこのゲームが最も多い。

 今では Rouge と言っても知らない人のほうが多いかもしれない。キャラクタベースで「@」な主人公が、「#」な通路を抜け、「I」なモンスターと戦い、「?」な巻物などを集めつつ、地下迷宮の奥へ奥へと深く潜っていき、「イェンダーの魔除け」(The Amulet of Yendor)を探し出して地上に生還するゲームである。(……わかる人にしかわかんないぞ)
 『トルネコの冒険』と言えばわかってもらえるか……本当はRougeの方が本家なのだが。超有名なゲームなので検索すればいくつかヒットするはず……。って、なんだこりゃ。

 時代は変わったものである。



2003/02/27(木) 曇
 そんなわけでなおも Pocket Rouge である。レベルは既に19、遂に前人未踏の地、地下21階に足を踏み入れる。イェンダーの魔除けまでもうすぐである。装備も食料も充分、ケンタウロス位なら楽勝で倒すことができる……ひょっとして、これは初のクリア達成か?

 だが、この世界はそんなに甘いものではなかった。曲がり角からひょっこり顔を出したのは……「D」。今までにも幻覚を起こす薬の作用で幻影を見たことはある。しかし実物を見たのはこれが初めてだった。そう。それはまぎれもなく、この迷宮の最強最大の魔物、ドラゴンだったのだ。
 その鉤爪の一撃に耐えられたのは今思えば奇跡に近かった。あるいは最後に幸運の女神が微笑みかけたのかもしれない。だが、私はそれに気付かなかった。地下10階程度の戦闘で延々と次の手を悩み続ける私が、そのときばかりはあっさりと次の手を決定していた。今思えば、体力回復薬を飲むなり、変化の杖を使うなり、テレポートの巻物を読むなり、いくらでも手はあった。
 私は動きを遅くする杖を巨大な龍に向かって掲げると、続いて体勢を整えるべく一歩後退した。
 その時だった。龍はその巨大な口を開くと鉄をも溶かす灼熱の炎の息を吐いたのだ。廊下は灼熱の地獄と化した。あっという間に彼は炎に包まれ、地獄の業火とともに消えた……。幸運の女神は一度しか微笑まなかったのだ。

体力 −20

 そして、勇者は帰ってこなかった……。
 残されたのは「安らかに眠れ」と刻まれた小さな墓碑だけだった。

 スコア4990 ドラゴンと戦いて死す

 「イェンダーの魔除け」まであと少し、本当に手の届くところまで来ていたというのに……。
 悔やんでも悔やみきれない。



2003/02/28(金) 曇
 そんなわけで2月も終わりである。だからというわけではないのだが、ものの見事に終電に乗り遅れて歩いて帰ってくる。はぅぅ。
 はぅ。

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