2001年8月13日のペルセウス座流星群

 ペルセウス座流星群は、8月12日ころを中心に活動する流星で、明るい流星が多く数もたくさん見られます。2001年は8月13日の未明が極大と予想されました。当日は、13日午前0時ころから観望を開始しました。ただ、始めは雲が多く、あまり見られませんでした。しかし、午前2時ころから晴れ間が多くなり、4時くらいまで眺めた結果、100個くらいは見えたようです。南の空に下弦すぎの月がありましたが、かすかに天の川も見える程度で、条件は比較的良かったようです。
 ただ、写真に写るような明るいものは少なく、30コマほど撮影して、下の2枚に流星が写っていました。

2001年8月13日 2時19分〜3分露出 43mmF2.8 G-800 画像の一部をトリミング エリエ−ルゴルフ場で撮影 
  流星の姿はあまりはっきりしませんが、画像の右から左へ飛ぶ3つの流星が見えます。画像の左下の明るい星が、はくちょう座のデネブです。放射点から比較的離れているので、経路が長く、みかけの速度も速いため、なにか傷のように見えます。この3つの流星は、ほんの5秒くらいの間に連続で見られました。

2001年8月13日 2時55分〜3分露出 43mmF2.8 G-800 
画像の一部をトリミングとりサンプリング エリエ−ルゴルフ場で撮影
 こちらの流星は、放射点近くのものです。経路が短く、見かけの速度も遅いため上と同じくらいの明るさの流星ですが、明るく写っています。また流星の色も良く分かり、左上へ流れたのですが、緑色から赤色へと変化しています。また、まっすぐな経路ではなく、ちょっと曲がった流星です。画像の左にカシオペヤ座の星々が見えます。また流星の下には、二重星団もあります。

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