PENTAX75EDHF+LV15mm+QV-8000SX 松山市内で撮影 

 
  今世紀最後の皆既月食です。今回は雲が多く、長い皆既時間がありましたが、皆既直後と23時ころわずかに見られた程度でした。

 上の列の画像が、皆既が始まるまでのものです。前半が雲が多くほとんど見えませんでしたが、後半はなんとか分かりました。皆既が22時過ぎに開始でしたので、22時6分は皆既中のものです。皆既月食になっても、太陽の光が地球の大気で屈折し、ほんのりと月を照らします。ただ、太陽の光が地球の大気中を長い距離進むので、赤い光だけか月に届きません。このために月が赤く見えるのです。

 下の列の画像は、皆既中から、月食終了への画像です。後半も雲が多くあまり見えませんでした。右二つの月の欠け際を見てください。欠けているふちははっきりせず、ぼんやりとしています。これも地球の大気のせいです。地球に大気があるため、月食はたいへん魅力的なものになるのです。


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