春の星座は明るい星が少なく、あまり目立ちません。しかし、空の暗いところで見ると、思ったより星があり、星座もなんとか見つけることができます。春の南の空は、星座で最も大きなうみへび座が、南の空に横たわります。その上に、ろくぶんぎ、コップ、からすの小さな星座が、乗っかるように輝きます。アルファルドは、うみへびの心臓に輝く赤い星です。うみへびは、ギリシャ神話で怪力ヘルクレスに退治されました。ヘルクレスは、うみへびのほか、かに、ししも退治し、星座になっています。しし座の上には、こどものこじし座も見えています。
 春の中で明るい星は、うしかい座のアルクトゥルスと、おとめ座のスピカ。この二つは春の夫婦星と呼ばれ、この二つとしし座のデネボラを結ぶと、春の大三角の完成です。
 上の画像は、魚眼レンズで撮影したものを一部トリミングしています。特にうみへび座は細長いので、魚眼レンズがないと撮影はたいへん難しいです。また、魚眼レンズで撮影すると、明るい星があまり目だちません。そこで、オリジナルの画像を複製し、ぼかしフィルタ−で星を大きくぼかした後、オリジナルと加算合成しています。

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