2002年2月15日 19時34分 露出10秒  PENTAX 75SDHF+LV25mm CASIO QV-3000EX 
撮影地 伊予郡中山町 松森城森林公園
 

 月は太陽の光をうけ、その反射した光が目に届くことによって見える天体です。ですので、太陽の光が当たっていないところは、みえないはずです。しかし、見えないはずの部分が、見えることがあります。特に細い月のときよく分かります。これは、太陽の光が地球に反射し、その光が月を照らしているのです。このほんのり見える部分を、地球照(ちきゅうしょう)と言います。
 春の細い月は、太陽からまっすぐ上方向に離れ、他の季節に月に比べると高度が高く、地球照をみるのに好条件となります。上の画像は地球照がよく分かるように、10秒の露出をかけました。こうすると普通光っている部分が真っ白になります。
 なお、地球照の中に緑に光る部分が見えます。これはゴ−ストで、おそらくデジカメのレンズに反射した光が、接眼レンズを照らしたためできたのでしょう。このように、デジカメコリメ−ト撮影は、レンズ枚数が多くなるのでゴ-ストが発生しやすくなります。

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