M42・オリオン大星雲  オリオン座の三ツ星の南側に散光星雲。肉眼でも見え、冬の夜空で一番明るい。

2005年11月7日 23時43分〜23時55分までの間に2分を4コマと30秒を4コマ合計8コマ 総時間10分露出 ISO800
カメラ:CANON EOS Kiss Digital(IRC改造)望遠鏡:ビクセンR200SS 20cm反射F4+コマコレクター 
P2-Zで自動ガイド撮影 気温約10度  
撮影地:愛媛県 伊予市谷上山
RAWで撮影し、RAPでダーク補正、2x2ビニング、デジタル現像、色調調整、レベル調整、スタ−シャ−プ、トーンカーブ調整、トリミング、リサンプリングしています。
 オリオン大星雲は大変明るく、見栄えのする天体です。しかし、中心部と周辺部の明るさが大きく違い、全体をうまく表現できません。今回は、2分と30秒の露出した画像を使いました。が、やはり中心部分は白く露出オーバーです。また周辺の淡い部分を表現するため、全体的に明るめに処理しています。
 天体望遠鏡で眺めると、中心部の星まできれいに分かります。また、口径が25cm以上の望遠鏡を使うと、かすかに星雲の色も分かります。
 星雲の形は、鳥が羽を広げたように見えます。上の頭の部分の左側に、淡い光跡が見えます。これは静止衛星です。真夜中に、この星雲を撮影すると、かなりの確率で静止衛星が写ってしまいます。
 なお、画像上の端の青い星雲は、また別の散光星雲になります。 

 

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