1999年11月14日撮影の月の画像処理について

 ここでは、11月14日に撮影した月の画像処理を紹介します。といっても簡単明快、フィルタ−を1回かけるだけです。撮影地は、松山市内です。望遠鏡は、高橋のMT130、13cmの反射望遠鏡。接眼鏡は、高橋のOr18mmで約45倍に拡大しています。カメラは、オリンパスのC-900ZOOM、130万画素のデジカメで、ZOOMを月が入る程度に拡大してのコリメ-ト撮影です。なお、カメラは手持ちのままで、スポット測光でのオ−ト撮影です。


  ステライメ−ジ3のウイ-ナ−フィルタ−で一発変換

 月を撮影すると、望遠鏡でかなり拡大しています。このため、大気の流れの影響が大きく関係し、同じように撮ってもきれいに撮れる場合とボケて撮れる場合があります。また、どんなに落ち着いた時でも、大気の影響を受けてボケて写ってしまいます。このボケを軽減するのが、画像復元です。今回は、ステライメ−ジ3のウイ-ナ−フィルタ−を使って復元してみました。ただ、実際にないものまで復元する恐れがあります。あくまでも、鑑賞する目的で使わないと大きな失敗をする恐れがあります。

撮影後リサンプリングした後の元画像 ウイ−ナ−フィルタ−処理後の画像

  上の画像をご覧いただくとすぐわかると思いますが、フィルタ−をかけるとクレ−タ−がたいへんシャ−プになりました。元画像は、左の画像よりも大きなものですが、リサンプリングして小さくした後、画像処理をしました。なお、フィルタ−の値は、PSF半径1、ガンマ0.01で行い、レベル補正で明るさを調整しました。


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