スワン彗星 C/2006M4  

2006年6月に発見されたが、北半球では観測できない位置にあった。9月下旬から観測されるようになり、イオンの尾が見えてきた。
詳しい情報や位置、明るさは、アストロア−ツをご覧ください。
 

2006年11月21日 18時37分〜18時46分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  ほぼ2週間ぶりの画像です。見かけの大きさが小さくなりましたが、集光もまだあり、彗星らしい色も分かります。ただ尾がほとんど見えません。コマの部分は丸い形ではなく、左上に細長く伸びています。天の川の中に入ってきたため、バックの星がたいへんにぎやかです。

2006年11月8日 18時36分〜18時46分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  たいへんいい透明度に恵まれ、高度も高く、撮影条件はかなりいい日でした。しかし、尾が淡くなったため、ぱっとしません。よく見ると、左上に向かってかすかにイオンの尾が細く伸びています。また、上に向かって短いダストの尾が見えます。明るさは、6等くらいでしょうか?もう肉眼ではまったく分かりません。

2006年11月7日 18時30分〜18時39分の間に1分露出を8枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像
周辺部をトリミング 松山市内自宅前にて撮影
  満月を過ぎ、月明かりがなくなってきたので、自宅前で撮影してみました。光害がかなりきついのですが、透明度が良かったので簡単に見つけることができました。しかし、イオンの尾が淡くなったのか、ほとんど写りません。ただ上に伸びている、短いダストの尾が見えるようになってきました。彗星の青緑色のコマに注目すると、1週間前に比べ小さく、暗くなってしまいました。残念ですが、もうあまり明るくなることはないようです・・・・。

2006年10月31日 18時50分〜18時59分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  尾の方向が変化してきたため、横構図での撮影です。バースト影響もさらに少なくなり、コマが小さく暗くなりました。月明かりの影響か、カメラのファインダーではほとんど見えませんでした。しかし、尾は淡いもののまだ長く伸びています。これから、1週間ほどは月明かりで、撮影するのが難しくなります。しばらくの間、長い尾がもってくれればいいのですが・・・。

2006年10月29日 18時35分〜18時44分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像、周辺部をトリミング 
伊予市上灘(旧双海町)にて撮影
  南の空の上弦の月の明かりが、空を明るくしています。しかし、透明度が回復したので、長いイオンの尾が写りました。その長さは、視野をはみだし、10度ほどの長さがあるようです。明るさは、落ちましたが、もっともきれいな画像になったと思います。また、右上の星の集まり、M13もよく分かります。

2006年10月28日 18時57分〜19時06分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  10/25に比べ、少し明るさが落ちたような気がします。しかし、月明かりと低空のもやのため、暗く感じるのかもしれません。ただ、尾は長く写っています。尾の先の星の集まりが、球状星団M13です。尾はさらに先に伸び、約5度以上の長さがあるようです。M13の中心部分の明るさが明るく、彗星と両方を表現するのがたいへん難しく、ぼやけた画像になってしまいました。

2006年10月25日 19時18分〜19時26分の間に1分露出を8枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO80
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像
周辺部をトリミング 松山市内自宅ベランダにて撮影
  10/20に比べ、明るく、大きくなっています。カメラのファインダーでも分かりました。明るさは、4等台でしょうか?撮影したのは、自宅ベランダなので、条件がいいところで撮影すると、もっときれいなはずです。(でも撮影する時間がありませんでした。)
 詳しく見ると、青緑色のコマの部分が明るく、露出オーバーで中心部は白くなっています。また左上に伸びるイオンの尾が複雑に曲がりくねりながら、長く伸びています。

2006年10月20日 18時50分〜18時59分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  高さもだいぶ高くなり、撮影しやすくなりました。淡い尾が左上へ伸びています。これはイオンの尾のようです。よく見ると、尾の濃淡が分かります。いっぽう青緑色のコマがたいへん美しく見えています。フェイ彗星とはかなり違った色に見えています。もうまもなく月明かりの影響で、撮影しにくくなります。この数日が、最後の見ごろとなるでしょう。

2006年10月16日 18時45分〜18時58分の間に2分露出を6枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  たいへん淡い尾が、細長く伸びています。詳しく見ると、尾が少しねじれながら、曲がりくねっているように感じます。長さは数度はあるようです。コマの青緑色ははっきりし、まだまだ見ごろが続きそうです。なお、彗星を基準合成しています。このため、彗星が移動しているので、星が線状に少し延びています。

2006年10月15日 18時50分〜19時01分の間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、
周辺部をトリミング 伊予市(旧双海町)上灘にて撮影
  昨日より透明度が少しよくなったので、露出時間を延ばして撮影しました。淡い尾が見えていたので、かなり強調しています。このため、かなりざらつた感じになりました。なんとか淡い尾が見えるのですが、確実に尾が淡くなっているようです。やはり、太陽から離れ始めたためでしょうか?ちなみに、7x42の双眼鏡でも確認できましたが、尾はまったく分かりません。明るさは5〜6等星くらいのようです。

2006年10月14日 18時40分〜45分の間に60秒露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
RAPにて、ダーク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  透明度が悪く詳細が分かりませんが、尾がほとんど見えなくなりました。ただ、青緑のコマは、はっきりています。高度が高くなってきたのですが、残念です。しかし、透明度がよくなると、尾が見えてくるのかもしれません。

2006年10月10日 18時44分〜49分の間に45秒露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像、
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  何とか晴れ間がありましたが、絶えず雲が発生し、長時間の露出ができません。また、飛行機も何機も接近してきました。さて、10/8と比べ、尾の淡いような感じがします。また、まっすぐだった向きが、少しくねった感じになってきました。いい天気のもとで、撮影したいです。

2006年10月8日 18時47分〜52分の間に45秒露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像、
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  彗星の場所が少し移動し、右側の星がコルカロリとなります。昨晩より、少し高度が高くなり、月明かりの影響が少なくなりました。たいへん細長い尾が、淡く伸びているのが分かりやすくなりました。明日になると、月の影響がほとんどなくなり、尾がより分かりやすくなるでしょう。なお、明るさは、眼視で確認していないので不明です。

2006年10月7日 18時51分〜53分の間に30秒露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、デジタル現像、
周辺部をトリミング 伊予市森海岸にて撮影
  画像の左上の明るい星が、りょうけん座のコルカロリです。明るさは3等星となります。彗星は画像下の青緑色の天体です。かすかに上に向かって淡いイオンの尾が見えています。しかし、低空で月明かりと、夕焼けの影響がまだ残り、詳細は分かりません。今後夕空でだんだん高く見えるようになるので、きれいな姿を見せてくれるでしょう。

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