ポイマンスキー彗星 2006A1

  2006年1月に発見された。2月下旬までは、日本から見えなかった。見え始めると、細長いイオンの尾が長く伸びていた。本体が小さいので、明るさは5等程度だが、10度くらい伸びる尾が特徴。
詳しい情報や位置、明るさは、アストロア−ツをご覧ください。
 

2006年3月11日 5時10分〜5時15分までの間に30秒露出を6枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF100mm F2→F2.8 RAW形式 ISO800
3x3ビニング(1/3にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、周辺部を一部トリミング
 松山市内自宅ベランダにて撮影
  いるか座に接近した様子です。うす雲と街明かりのためか、尾はまったく分かりませんでした。尾が淡くなったのでしょうか?明るさもくらい感じです。やはり、彗星のような淡い天体は、郊外で撮影しないとやはりもうだめですね。これから月明かりの影響がでて、地球から遠ざかるので、望遠鏡で撮影しないといけないでしょう。 


2006年3月5日 5時17分〜5時22分までの間に60秒露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200L F2.8 80mmF3.5 RAW形式 ISO400
3x3ビニング(1/3にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、アンシャープマスク、スターシャープフィルター、周辺部を一部トリミング
 松山市内自宅ベランダにて撮影
2006年3月5日 5時10分〜5時15分までの間に60秒露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200L F2.8 200mmF3.5 RAW形式 ISO400
3x3ビニング(1/3にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、アンシャープマスク、スターシャープフィルター、周辺部を一部トリミング
 松山市内自宅ベランダにて撮影
  上の画像は、80mm。下の画像は200mmで撮影しました。上の画像の右上の星は、アルタイルです。左下に、彗星本体があり、右に向かって淡い尾が伸びています。下が200mmで拡大したもので、3/4と同じサイズとなります。尾は大変淡いのですが、まだ長く伸びているようです。画像の周りを見渡すように見ると、見やすくなります。この日は、前日に比べ少し透明度が悪くなりました。このため、尾は少し見にくい感じですが、まだまだ健在です。


2006年3月4日 5時15分〜5時20分までの間に30秒露出を8枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200L F2.8 200mmF3.2 RAW形式 ISO800
3x3ビニング(1/3にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、アンシャープマスク、スターシャープフィルター、周辺部を一部トリミング
 松山市内自宅ベランダにて撮影
  青緑色の彗星本体から、大変淡い尾が右へと伸びています。この尾は、イオンの尾と呼ばれる尾のようです。よく見てみると、視野からはみ出すほどです。しかし、街明かりがある自宅からなので、なかなかはっきりしません。この日は、7x42の双眼鏡でも良く見えましたが、尾は分かりませんでした。この彗星は、3月10日ころまでが見ごろなので、晴れ間があれば早めに再び撮影したいと思います。
 ちなみに、視野の右端のいちばん明るい星が、わし座θ(シータ)星です。明るさは3.2等星で、彗星とシータ星の間隔は、約5度弱程度です。

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