リニア彗星 2000WM1

2001年12月11日 18時51分〜7分露出
PENTAX 135mmF2.8開放  フィルム G-800 フォトガイドで自動ガイド
一部をトリミング  伊予郡中山町 松森城森林公園で撮影
 この日は透明度もよかったのですが、近くの恒星とかさなり肉眼ではっきりわかりませんでした。
 画像の右端の緑色の天体がリニア彗星です。左上にかすかに尾が伸びているのがわかります。また、左側の星雲状の天体のうち、右上がNGC253、左下がNGC288(ちょうこくしつ座の球状星団)です。9日の画像と同じスケ−ルですので、かなり移動しているのが分かると思います。これから高度が低くなっていくので、これが最後の画像になるでしょう。

2001年12月9日 20時50分〜4分露出
PENTAX 135mmF2.8開放  フィルム G-800 P2-Zで自動ガイド
一部をトリミング  伊予市 谷上山で撮影
 望遠レンズで撮影したものです。右側にリニア彗星が緑色に輝き、上に向かって尾が伸びています。また、左端の星雲状の天体は、NGC253。ちょうこくしつ座の銀河です。構図を間違えたため、周辺減光で左側が暗くなってしまいました。
 高度が低くなったため、肉眼では見えませんでした。ただ、透明度さえよければ、尾の姿もはっきりしたかもしれません。

2001年12月7日 18時46分〜19時03分までの間に
60秒露出を4コマ合成
2001年12月7日 19時23分〜19時36分までの間に
3分露出を4コマ合成
PENTAX75SDHF+LV25mm+QV3000EXの
コリメ−ト撮影 P2-Zで自動ガイド
中央部をトリミング後2x2ソフトビニング
中山町松森城森林公園で撮影
PENTAX75SDHF+リアコン
フィルム G-800 P2-Zで自動ガイド
中央部をトリミング
中山町松森城森林公園で撮影
左が、デジカメの画像、右がフィルムで撮影した画像です。デジカメは60秒露出で、フィルムは3分露出の4コマ合成で同じ条件ではありません。しかし、だいたい同じ感じに尾が伸びているのが分かります。バックの星が少しずつずれているのは、彗星が移動しているためです。

 12/7、彗星から左上にまっすぐに伸びる、イオンの尾(?)が見え出してきたようです。ダストの尾は、左から上へ曲がりながら伸びて、尾がVの字のように見えます。今回は、尾を分かりやすくするため、バックをかなり明るくだしてみました。こうすると尾が見やすくなるのですが、かなりバックのざらつきが気になります。

2001年12月2日 18時33分〜40分までの間に
30秒露出を4コマ合成
2001年12月2日 19時41分〜20時01分までの間に
40秒露出を8コマ合成
PENTAX75SDHF+LV25mm+QV3000EXの
コリメ−ト撮影 P2-Zで自動ガイド
中央部をトリミング後3x3ソフトビニング
中山町松森城森林公園で撮影
PENTAX75SDHF+LV25mm+QV3000EXの
コリメ−ト撮影 P2-Zで自動ガイド
中央部をトリミング後3x3ソフトビニング
伊予市谷上山で撮影

 2000年に発見されたこの彗星は、2001年末やっと明るくなってきました。12/2は夕焼けと月明かりの中、左上に伸びる淡い尾が分かります。尾の色からダストの尾のようで、少し曲がって見えます。
 12/4、月から離れ始め観測条件もよくなり、肉眼でも存在が分かるようになりました。明るさは5等台になっていると思われます。中央集光は、しっかりしています。尾は太く短く、左上に少し延びているようです。

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