金星太陽面通過 2012年6月6日

  金星は、地球のさらに内側を回る惑星です。このため、太陽の前にちょうど重なって見えることがあります。これを、金星太陽面通過(きんせいたいようめんつうか)と呼びます。日本で見られるのは8年ぶりのことです。この時の金星は、太陽と重なると黒い点として見えます。
  
  この日は、7時10分ころから金星のふちが太陽に入り始め、7時28分ころに金星全体が完全に太陽と重なりました。その後、6時間以上かけて太陽の前を横切り、13時31分ころ太陽の端へたどり着きました。そして、終了は13時48分ころです。

  さて、地球から見ると、金星の見かけの大きさは、太陽の約30分の1となります。また、金星は自分で光を出していないので、小さく真っ黒なほくろのように見えました。次回は2117年に起こります、今回で今世紀は二度と見られません。

 PENTAX75SDHF+LV25mmで拡大し、ソニービデオカメラHDR-CX170で撮影し、この中から、静止画を切り出して、16枚の画像を合成
 7時27分ころ、太陽に金星がすべて入り込む頃です。太陽と接する金星の縁が変形しているように見えます。

FC50+2テレコン ND4002枚か1枚で減光 EOS 60D ISO100 画像の上が北です。
9時9分ころ
 10時ころ
10時19分ころ もっとも内側に入った頃です。
 12時54分
 13時29分 薄雲がかかっています。
 13時39分ころ 薄雲がかかっています。金星は右端までたどり着き、半分太陽からはみでています。


 

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