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北海道後志地方の温泉めぐり(余話) byやませみ


湯めぐり余話-1 名所+美味しい物編

小樽運河
http://www.asahi-net.or.jp/~JR5M-MNT/
学生時分いらい久々に来ましたが、全体がテーマパーク化していて軽薄な感じです。

小樽の寿司屋
寿司屋通りにはキャッチ寿司も出るそうで、期待したけど姿はなし。(^.^;ネコの多いスナック街の中にある清寿司さんにおじゃましました。煮切りを塗って出す伝統的な仕事です。おまかせ2000〜3500円。シャコ、アナゴ、ホッキ、マグロ赤身、平目、鮭児などすべて地物で絶品。カニとウニをはさんで丸くチーズみたいに仕上げた卵焼きが風変わり。

仁木町フルーツ街道のサクランボ&イチゴ
仁木町に入ると両側に果樹園が広がり、たわわに実ったサクランボがルビー色。完熟の佐藤錦のハネ物(割れたやつ)が大きいパック400円で激安の激ウマでした。イチゴはそろそろ終わりですが、こちらも無人販売でなんと100円でした。

羊蹄のふきだし湧水(京極町)
暑かったせいか大混雑。湧出地を中心に大きな公園に整備されています。岩塊の隙間から3万 L/minも噴き出す様子はさすがに壮観。流し素麺みたいな樋が引いてあるので、汲みやすくなっています。

オーベルジュ・ど・ふらいぱぁん(ニセコ町)
http://niseko.or.jp/kurabu/isikawa/index.htm
アンヌプリ国際ゴンドラそば、ポテト共和国のペンションです。2泊しました。元ホテルシェフの旦那が作る仏料理は、脱サラペンションとは一線を画します。気さくな奥さんがてきぱきと仕切っています。大きなボルゾイ犬もいます。

ニセコ大湯沼
木道が一周しだれでも近寄れますが、整備しすぎの感がなきにしもあらず。濃厚な酸っぱい硫黄臭が漂い、中央で湯が沸き上がっている様子は豪快です。湯触りどころもあるけど、湧水が多く混じっているので意外な冷たさにびっくり。きれいな黄色の硫黄粒(球状硫黄)は珍しい物。

神仙沼
ニセコの数多い沼のなかでは最も気軽に立ち寄れます。Pから往復40分ほど。木道も幅広いのでお年寄りでも大丈夫。熊も出ないから知床より安心。静寂に包まれた湿原に白いワタスゲがぱやぱや生えていてかわいいです。明け方に訪れましたが、風も止まり山霧が漂っていて幻想的でした。

道の駅くろまつないパン工房
広々とした施設。裏はパークゴルフ場になってます。ここのパン屋さんはとても美味しいです。車中泊の人は買い込みましょう。

賀老の滝(島牧村)
http://www.vill.shimamaki.hokkaido.jp/contents/oide/
千走川旅館からさらに奥へ入ります。全面舗装で楽ちん道路になりました。白樺林の賀老高原から見上げる狩場山も雄大です。滝まではPから谷底へ20分ほど丸太の階段をずんずん下りていきます。いいかげん膝が笑ってくる頃にいきなり滝が現れます。滝壷もなく70mを一気に落ちる幅広の滝はでっかい砂防ダムみたいであんまり面白味はないですが、その大きさにはさすがに圧倒されます。近くには自然湧出の炭酸水「ドラゴンウォーター」もありますがちょっとしょぼい。

ウニとアワビ
恨まれるといけないので多くは書きませんが。10年ぶんくらいまとめていただきました。(^.^)




湯めぐり余話-2 道路編 快適さの評価をつけてみました(^.^;


小樽−仁木町(小樽環状線−フルーツ街道)・・・A
 国道5号はのべつ渋滞するので、こちらがずっと速いです。かなりのアップダウンはありますが、高速カーブが続くので走り屋さん向き。

岩内町−島牧村(国道229・雷電国道)・・・AA
 荒磯と砂浜が交互にあらわれる美しい海岸沿いをひたすら走ります。路幅やトンネルも拡張されて良くなりました。人家も希で、北海道へ来たな〜というしみじみとした旅情が味わえます。だいぶ風景が変わったので朝日温泉への入口を見過ごしてしまいました。

島牧村−黒松内町(道道523・月腰高原ハイウェイ)・・・AA
 寿都をショートカットする高原道路です。広大な牧場と草原の丘の上に風力発電の風車がいくつも建っていて、ウェールズそっくりという光景は日本離れしています。お薦め。

黒松内−ニセコ(国道5号・羊蹄国道)・・・C
 古い道なので路幅が狭く、舗装もつぎはぎだらけで走りよくないです。交通量が多い上にトラックや軽トラも走るのでペースが上がりません。風景も平凡で眠くなります。主要国道なのにお店も全然ないのはとても不思議です。

羊蹄山一周(道道66−道道97−道道478)・・・B
 広大なジャガイモ畑の中を延々と走ります。サイロも散在し北海道らしい風景です。洞爺方面へのバスも混じり交通量は多く、追い越しも頻繁で気が抜けません。ソバの大産地でもありますが、専門の蕎麦屋さんは少ないです。

ニセコ−岩内(道道66・ニセコパノラマライン)・・・AA
 良く整備された山岳道路で走りやすく、風景がとても素晴らしいです。岩内方向への下りがとくに眺めが広大でお薦め。神仙沼にも是非寄ってみてください。

岩内−積丹町(国道229・雷電国道)・・・AA
 鄙びた漁港が散在する荒々しい海岸を走ります。整備が進みたいへん快適です。食事処はほとんどありませんが、各集落に凝った公衆トイレが設置されていて、突飛なネーミングが笑わせてくれます。澄み切った海はあきれるほど美しいです。

積丹町−余市(国道229・雷電国道)・・・C
 半島のこちら側は山道がほとんどで、交通量も多いので全然楽しめません。有名なローソク岩もトンネルの隙間からちょっと見えるだけです。ウニ丼ののぼりがあちこちにありますが、冷凍のガッカリ物も多いそうです。



参考書籍

「なまら蝦夷4号」 ISBN4-925087-13-4
  税込み800円 北海道なまら宿主たち45人 2002.6.15
  編集事務局:民宿ぽんぽん船内(小樽市) TEL/0134-27-0866
  通信販売 郵便口座02750-4-44939 口座名「なまら蝦夷」 送料200円

関東では以下の所で入手できる。
  紀ノ国屋新宿、神田三省堂、岩波ブックセンター、ジュンク堂池袋、阪急ブックファースト渋谷
  亀屋酒店(中野)、MOTO-ZAPバイク店(所沢)、模索舎書店(新宿)など

札幌駅の書店で最新号が出ているのを偶然に発見しました。北海道のペンション・とほ宿のオーナーさん達の自費出版で、メジャーなガイドには載ってない裏情報がいっぱいです。温泉情報はちょっとだけですが、安い立ち寄り湯もけっこうのってます。3号までは手書きでしたが、新盤は活字になり図も見やすくなりました。宿主さんのエッセイを読むだけでも北海道気分が味わえます。


「新 北海道の民営温泉」 ISBN4-89453-134-8
  本体1500円 小野寺淳子・著 2001.5.8 北海道新聞社
網走生まれの旅行ジャーナリストさんで、「旅」「食」を主題にいろんな著作があります。北海道の民営温泉130軒を選び、自ら宿泊取材して実感のこもった内容になっています。温泉ガイドではちょこっとしか出ないマイナーな宿が主体なので資料価値が高いです。温泉を見る目もたいへん確かで、ほとんどはずれない感じがします。


「ツーリングマップル−1・北海道」 ISBN4-398-63531-9
  本体1500円 2版2001.4 昭文社
ツーリング&温泉の旅行者にとってはあまりにも有名なガイド地図です。北海道の道路地図はでっかく重いわりに情報量が少ないのが困りますが、こちらはB6版なので携帯にも便利で、道路状況や展望スポットなども詳しく載っています。マイナー系の立ち寄り湯や無料露天なども多く、とりあえず位置だけはわかるので、温泉巡りの計画にはもってこいです。ややDATAが古くなっているのが玉に瑕です。


「いつでも日帰り湯 北海道編2002」 ISBN4-7886-3377-9 雑誌コード66658-72
  本体571円 2001.7.26 JAF出版社
日帰り温泉と立ち寄り可の旅館湯のデータがのっています。道東・北方面は弱いですが、道央・南はほとんど網羅されているようです。このシリーズは最近、源泉1000%掛け流しのマークをつけて画期的ですが、アンケート取材なので記載をうのみにするのはいかがなものかと思います。

 



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