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雪の松之山レポート [1] byうつぼ


松之山へ−1

初日は冬型で関越は上牧あたりから雪、土樽からチェーン規制、湯沢からは圧雪路でした。塩沢石打ICで降り、国道353号を津南方面へ。上越線のガードをくぐりしばらく行くと鉱泉宿・民宿の集落がありますがこれを見送りさらに進みます。「奥の湯」は少し離れた最奥の国道沿いにあり、一軒宿的な佇まいです。10時すぎ到着。

■上野鉱泉「奥の湯」

(新潟県塩沢町、時間要問合せ、500円、0257-83-2113)
http://www.shiozawa-rta.gr.jp/guide/hotspring/uwano_hs.htm

帳場は広く木の感触が心地良い。帳場横にはいろりもあり、自炊場もあって、いかにも雪深い越後の湯治宿といった感じです。予想外の若いお姉さんに料金を払い廊下奥の浴室へ。

浴室は男女別内湯のみ。広い窓と高い天井の気持ちのいい空間です。湯船は石造り5.6人。カラン2。金曜10時すぎで男湯2人。 男女浴室を仕切る木板の端が小さく開いており、真ん中に男女共用の飲泉口があります。 飲泉口はイオウの析出で白く変色、明瞭な甘いイオウ臭とたまご味があります。

湯口のお湯は微々イオウ臭。オーバーフローはありますが、排湯口もあり一部加熱循環? お湯は無色透明微々イオウ臭。適温ですがとりたてて特徴のあるお湯ではありません。 泉質は硫黄泉。分析表掲示はありませんでした。(編注)

(編注)<やませみコメント> 地質調査所の「温泉鉱泉一覧」では、関山温泉(上野鉱泉) 単純硫黄泉 24.3℃ pH=8.13 87L/min


「奥の湯」の外観


「奥の湯」の浴室


男女共用の飲泉口




さらにR353を進み、十二峠トンネルを抜けて2qほど行くと、左手に清津峡への分岐があり、細い雪道を清津峡方向へ。片側は山肌、片側は渓谷のかなり気をつかう道です。 国道から約5分で清津峡小出温泉に到着。手前に共同駐車場がありますが、一番奥の「清津館」まで車で進入可。あいかわらず雪が降りしきっています。

■清津峡小出温泉「清津館」

(新潟県中里村、時間要問合せ、700円、0257-63-2181)

帳場は無人で呼んでも反応なし。外に出ると遠くに除雪機を運転している人が...。 声をかけると入浴OK。 浴室は2階。男女別内湯のみ。扉をあけたとたんに漂う強いイオウ臭に思わず小躍り。硫化水素泉に近い刺激感あるイオウ臭です。2面が窓の明るい浴室。眺めもまあまあ。 10人位のタイル&黒みかげの浴槽を独占!。カラン6、シャワー2、シャンプーあり。 湯口には化粧塩のようなイオウの白い析出がたくさん。たまご+弱塩味。(飲泉可表示なし)

お湯は、無色透明イオウ臭。アルカリ泉系のツルすべ感あり。とても温まるよいお湯です。オーバーフロー多く排湯口もないのでたぶん源泉かけ流し。ここはおすすめです。 (そばに清津峡瀬戸口の湯もありますが時間の都合で通過。ここもよさげですが...)

単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)49.2℃、pH=9.2、56.1L/min(掘削自噴)、成分総計=701.9mg/kg、Na+=254mg/kg (94.6mval%)、Cl-=346 (89.2)、チオ硫酸イオン=1.3、HS-=7.5、陽イオン計=266.7 (11.63mval)、陰イオン計=396.8 (10.94mval)、硫化水素=0.1未満 <S.61.6.20分析>


「清津館」の外観

「清津館」の浴室

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