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房総の湯巡り-1[26] byうつぼ


■飯岡温泉「飯岡保健福祉センター」

(旭市(旧 飯岡町)、11:00〜16:00(男湯/水金〜13:00、女湯/火木〜13:00)、300円(市外)、0479-57-3113)

外房、飯岡の黒湯系自家源泉施設のひとつで以前攻めましたが、年末大掃除中で泣く泣く撤収。今回リベンジです。市営の公共施設が浴場を日帰り開放するもので市外者も入浴可。旧「飯岡町保健福祉センター」が、市町村合併にともない「飯岡保健福祉センター」に改称されています。

場所は旭市飯岡支所(旧飯岡町役場)の北隣。海沿いの九十九里ビーチラインからだといきにくいので、R126からのアプローチがおすすめ。広いPをもつ立派な施設で、館内は絵に描いたような公共福祉施設系。受付で住所氏名を記入し300円を払います。埼玉から来る人間などほとんどいないらしく、受付の人が住所を見ておどろいていました。

右手廊下の奥に男女別の浴室。脱衣所はまあまあ広くて鍵つきロッカー完備。窓の広い明るい浴室に赤みかげ石造10人以上の浴槽がひとつ。カラン9、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で4-8人とけっこうな盛況。それでも常連さんが「今日は空いている」といっていたのでふだんはもっと混むのかも・・・。

湯口はなく、側面からの熱湯注入。黒湯&混雑につき槽内排湯不明(オーバーフローはなし)。左端に源泉カランがあって、冷たい源泉を適宜投入できます。循環ながらかなりの鮮度感があり、湯づかいのレベルは相当に高いとみました。

やや熱めのお湯は透明度30cmの黒湯で湯面に白いアワがただよいます。明瞭な重曹味としっかりとした化石肥料臭。わずかにアンモニア臭やイオウ臭も感知できました。黒湯らしいまとわりつくようなツルすべと中程度のアワつきによるぬるぬるがあります。適度な濃度感があってよくあたたまり、なんとなくあとを曳く味わいがありなかなか脱出できません。浴後は爽快感とともに肌がすべすべに・・・。

あとを曳く黒湯のイメージは「飯岡荘」に近いですが、こちらの方が重曹が前面に出てきている感じ。料金は安いし、お湯もいいのでおすすめ。ただし、施設の性格上、マナーなど充分な気配りが必要かと思います。それにしても飯岡にはほんとうにいいお湯が多いです。

Na-炭酸水素塩泉 17.5℃、pH・湧出量不明、溶存物質=1.460g/kg、Na^+=350.9mg/kg (89.88mval%)、NH4^+=8.1、総Fe=0.80、Cl^-=20.00 (3.32)、SO_4^2-=13.10、HCO_3^-=952.90 (92.54)、陽イオン計=387.3 (16.74mval)、陰イオン計=1258.0 (20.72mval)、メタけい酸=69.0、メタほう酸=5.5、硫化水素=0.7 <分析日不明>(源泉名:飯岡温泉(飯岡町保健福祉センター))

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環:あり 消毒:なし

〔 2007年6月7日レポ 〕




「飯岡保健福祉センター」の外観

「飯岡保健福祉センター」の男湯

「飯岡保健福祉センター」の男湯湯口

「飯岡保健福祉センター」の湯色


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