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房総の湯巡り-1[22] byうつぼ


■柏湯元温泉「天然温泉 柏湯元」


(柏市、10:00〜24:00、700円、04-7171-4126)
紹介HP

マンションデベロッパーのリベレステが源泉を開発した、マンション「ベルドゥムール柏」併設の日帰り温泉施設。以前は「長寿の湯」(→レポ)という名前でしたが、小リニューアルをかけ「天然温泉 柏湯元」に名称変更、湯づかいもかわっているのでレポします。

えらく入り組んだ住宅地にあり、場所は説明できません(笑)(→ここ ) マンションの裏手からもうもうと湯けむりがあがっているのは、ちょっと面白い風景です。

浴室構成の変更はなく、1階は遠赤サウナつき和風露天、2階はスチームサウナつき洋風露天タイプで、男女週替り交替制。この日の男湯は前回レポと同じ1階でした。浴室は、右手に機能浴槽(真湯?)、寝湯、内湯温泉槽(赤みかげ石造、4.5人)、ボディバス(立浴槽)、奥にサウナ、水風呂(カルキ感じず肌ざわりよく井水では?)。露天ゾーンに温泉露天(赤みかげ石枠平石貼り10人弱、一部屋根つき)と多彩。露天は塀に囲まれているものの、スペースがあるので閉塞感はありません。

内湯温泉槽は湯の花キャッチャーつきみかげ石の湯口から投入で、軽いオーバーフロー+底面吸湯。温泉露天は湯の花キャッチャーつき石の湯口から投入で、端の切欠からの上面排湯。カラン14、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜11時で男湯5〜10人程度とまあまあゆったり。

お湯は、翠がかった茶褐色のささにごり(内湯源泉槽はほぼ透明)で、露天のみ茶色の湯の花が浮かびます。強塩味で、以前より粘土系+墨系アブラ臭が強まっていて湯面でも香ります。かなりの濃度感と食塩泉系の温まりがある入り応えのあるお湯で、特別な湯ざわりはないものの浴後は肌がさらさらになります。

内湯と露天では露天の方がいいですが、内湯もそれなりのコンディション。色味や味からみて、ともに除鉄・加水はあるかと思いますが、露天は鮮度感もあってかなりレベルの高いお湯になっています。館内掲示やパンフには、露天は源泉かけ流しとあり、これは看板に偽りなしと思います。

平成15年に再分析をかけていて、Ca^2+が若干増えているほかはさしたる変化はありません。湧出量が400L/min→85L/minに減少しているのに源泉かけ流しに移行しているのは不思議な気もしますが、いろいろと湯づかいをくふうしたのでしょう。また、源泉かけ流しに移行しながら料金値下げしているのは、温泉激戦地柏ゆえか?

正直、「ゆの華」ほどの力感はありませんが、空いてるし、お湯もよくなっているので、温泉好きは見逃せないお湯ではないでしょうか。

<新スペック>
Na-塩化物強塩温泉 45.0℃、pH=7.5、85L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=18.78g/kg、Na^+=6624mg/kg (91.42mval%)、Mg^2+=112.6、Ca^2+=305.6、Fe^2+=1.9、Cl^-=11020 (98.36)、Br^-=37.6、I^-=11.6、HCO_3^-=275.8 (1.43)、陽イオン計=7126 (315.1mval)、陰イオン計=11350 (316.0mval)、メタほう酸=263.0 <H15.5.1分析>

<旧スペック>
Na-塩化物強塩温泉 45.7℃、pH=7.56、400L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=18.76g/kg、Na^+=6728mg/kg (93.81mval%)、Mg^2+=121.4、Ca^2+=146.6、Fe^2+=1.7、Cl^-=11080 (98.47)、Br^-=27.8、I^-=9.9、HCO_3^-=268.5 (1.39)、陽イオン計=7074 (312.0mval)、陰イオン計=11390 (317.4mval)、メタほう酸=266.7 <H10.9.8分析>

<温泉利用掲示>
露天
*入浴に適した温度に保つ為
@温泉を熱交換器に通し、加熱しております。
A時折、加水(湯)する場合がございます。

内湯
*入浴に適した温度に保つ為
温泉に加温・加水しております。
*温泉資源保護と衛生管理の為
@循環ろ過装置を使用しております。
A塩素系薬剤を使用しております。

〔 2007年4月22日レポ 〕




「柏湯元」の外観

「柏湯元」の男湯内湯

「柏湯元」の男湯露天

「柏湯元」の湯色


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