房総の湯巡り-1[19] byうつぼ |
■白子温泉「東海荘」 長柄から茂原経由で九十九里に出ました。この辺りの日帰り施設では、砂風呂で有名な「白子町アクア健康センター」や「オーシャンスパ九十九里」がありますが、どちらもお高いので手頃な旅館の日帰り入浴にしました。
白子温泉は平成元年開湯の新しい温泉地で、以前からスポーツ合宿のメッカとして知られ、あちこちにテニスコートがあります。 きれいな琥珀色透明のお湯は適温で、明瞭な塩味にうがい薬臭+アンモニア臭+磯の香の複雑な温泉臭。ヨウ素や臭素、アンモニアが効いていそうなくせのある臭いですがなかなかいい感じです。そこそこのツルすべがありとてもあたたまってほてりますが、浴後はさっぱりと爽快感の出る気っぷのいいお湯で純食塩泉のイメージ。 なかなか個性的なお湯でけっこう気に入りました。新しい温泉地なので温泉場の風情はないですが、近くまできたら寄ってみる価値はあるのでは。YEBISUさんの云われるとおり、とくにアブラ臭好き(というか異臭好き ^^;)には面白いお湯かと思います。 分析表掲示はなくフロントにもなし。館内掲示によると以下のとおり。 このあたりはヨウ素の生産地としても有名なようで、「世界のヨウ素(ヨード)の生産量は年間約18,000トンで日本の生産量は世界の40%を占め、チリに次いで第2の産出国。千葉県では全国の80%の6,000トン、白子町では年間1,000トンが生産されている」とのこと。強烈な塩の湯温泉のある新潟県の中条町もヨードの生産地なので、ヨードと温泉はやはり関係が深いのでしょうか。 〔 2004年4月11日レポ 〕 |
![]() 「東海荘」の外観 |
![]() 「東海荘」の男湯 |
![]() 「東海荘」の女湯 |
![]() 「東海荘」の男湯湯口 |