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房総の湯巡り-1[17] byうつぼ



■旧旭市の温泉

旧旭市には3つの温泉があるようです。旭九十九里温泉と旭温泉、矢指ケ浦温泉がそれで、前2者が強食塩泉、矢指は黒湯です。旭温泉は入浴施設はないようです。今回は旭九十九里と矢指をレポします。



■旭九十九里温泉「かんぽの宿 旭九十九里温泉」



(旭市、9:30〜21:00、800円(1,000円土日休)、0479-63-2161)
オフィシャルHP

旭市の海沿いにあるかんぽの宿が日帰り開放するもの。正式名は旭簡易保険保養センター。えらく立派な外観で、宿泊のフロントとは別に建物左手に日帰り入浴用の受付があります。券売機で買ったチケットを自動改札に入れて入館します。

館内、ロビーまわりはやや狭苦しい感じもしますが、浴場は天窓もある広くて明るいもので、なかなか居ごこちがいいです。この大浴場とは別に、宿泊客専用の展望露天大浴場と特別室には部屋付きの温泉風呂があります。浴室は右手に内湯(みかげ石枠タイル貼12人以上)ととなりに半身浴&寝湯槽(同 ×3)、左手に機能浴槽群がありますが、これは真湯かゲキ希釈湯でしょう。

露天は屋根がかかっていて、みかげ石枠タイル貼10人くらいの浴槽がど〜んとひとつ。海のそばにあるのに海が見えないのはちと残念。カラン21、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜14時で4〜10人とそれなりに盛況。

内湯はクリーム色の析出の出た石の湯口から大量投入+側面注入、半身浴&寝湯槽は石の湯口からの投入+側面注入で、ともに底面排湯口はほとんど引いておらずオーバーフローがあります。露天は石の湯口から間欠的に投入で、ここも底面排湯口は引いておらずオーバーフロー。

緑黄色透明(半身浴&寝湯槽は赤味が強く緑茶色)のお湯には酸化鉄らしき赤茶色の浮遊物。明瞭な塩味にタール臭+薬品(うがい薬)臭。軽いツルすべとそこそこの濃度感とあたたまり感はありますが、スペックから想像するほどの浴感はなく、かなりの希釈があるとみました。

お湯はかなり手を加えられてしまっている感じですが、源泉が強烈なので温泉らしさは充分に感じられます。浴場はゆったりしているのでファミリーにも使いやすい施設だと思います。

Na-塩化物強塩温泉 27.6℃、pH=7.5、湧出量不明、成分総計=26650mg/kg、Na^+=9327mg/kg (89.77mval%)、NH4^+=8.7、Mg^2+=178.2、Ca^2+=425.8、Sr^2+=52.3、Ba^2+=98.5、Fe^2+=5.9、Cl^-=15840 (98.84)、HCO_3^-=227.6、Br^-=91.7、I^-=43.2、陽イオン計=10350 (451.9mval)、陰イオン計=16200 (452.0mval)、メタほう酸=39.8 <H15.3.20分析>

※ Ba^2+=98.5は凄い。ちょっと他に記憶がありません。
※ 加温あり 加水あり 循環濾過あり(HPより)

〔 2006年3月5日レポ 〕


「かんぽの宿 旭九十九里温泉」の外観

「かんぽの宿 旭九十九里温泉」の男湯内湯

「かんぽの宿 旭九十九里温泉」の男湯露天

「かんぽの宿 旭九十九里温泉」の男湯内湯の湯口


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