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山梨県甲府周辺のアワアワ湯の後は栃木県日光市のアワアワの話といきますか。 この前の日曜は日光猿軍団直営の「神山温泉オートキャンプ場」の露天風呂へ入ってきました。 流れ星さん(湯めぐり日記には猿軍団校長直々のコメントあり)、うつぼさんレポあり。
実は最初の目当ては日光湯元温泉湯元旅館改め11/23オープンの「スパビレッジカマヤ」の 年内300円のモニタープラン。源泉も釜屋旅館のものに切り替わりました。詳細は流れ星さん のHPの画像掲示板をご覧下さい。しかし、この日は道路凍結によりノーマルタイヤでは いろは坂は登れないということで警察に追い返されました(^_^;)。最近、ガソリン代が 高騰してるので、燃費の悪くなるスタッドレスタイヤもなかなか履けません(^_^;)。 結局、この日はカマヤも休業していたとのことです。行かなくて良かった。
まずは日光へ行く途中の群馬県桐生市黒保根町の猿川温泉スタンドで数年ぶりに温泉を 汲みます。以前と変わりなく汲めましたが、2本ある蛇口のうち、1本が壊れていました。 温泉の味もピリリとした炭酸味と鉄味があって薄茶色に濁ってます。ポリタン2本と ペットボトル2本汲みましたが、一晩たつと、ポリタンは気が抜けてたの対し、ペット ボトルは蓋を取るとプシュッと音がし、味もまだ酸っぱいです。お風呂に入れましたが、 サイボクやもののふ、都幾川、百観音、渋川ほどは火照らないです。山形の肘折や黄金の ような感じ。炭酸が効いた冷えの湯でしょうか。最近、アワアワがテーマとなってますが、 これぞホンモノの炭酸泉でしょうね。
日光市足尾に入り、R122日足トンネルを越え、清滝へ。いろは坂下でUターンし、目標を 未湯の湯西川温泉駅・道の駅湯西川の「湯の郷湯西川観光センター」をめざし、鬼怒川温泉へ 向かいます。日光東照宮から大谷川対岸を今市方面へ。途中のローソンで広域農道を左折。 3km行くと右手に「神山(みやま)温泉オートキャンプ場」入口があります。評判が良くて 安いので、ここで初めて入浴することにします。湯の郷は断念。
神山(高百)温泉は日光東照宮から鬼怒川温泉方面へ行く近道としてよく通りかかって いたのですが、いつも休業中。流れ星さんの情報によると2005年4月29日にリニューアル オープン。その後も何度か通ったのですが、他に目的地があったりして、これまで通り 過ぎていました。2年以上たってようやく入ることができました。
神山温泉入口を入ると左手に駐車場と釣堀、右手に新たに作られた管理棟があって、 道を直進するとオートキャンプ場のゲートがあります。左手の駐車場に車を止め、管理棟へ。 玄関前には地下80mの岩盤から湧き出す「岩清水天然水」があって、浴後の喉の乾きを 潤してくれます。玄関を入り、券売機で入浴券を買います。サウナ付内湯が500円、 露天風呂のみが300円。両方で800円は高いかも。露天風呂のみとします。内湯は左手に あって、入口には分析書があります(露天はなし)。右手にはお茶コーナーがあって 自由に飲めます。店員のおばちゃんの対応はとても良いです。2階の休憩所は冬場のせいか 閉鎖されていました。
露天風呂へは一旦外へ出て、右の山手へ。神山橋を渡ると有人受付があって箱に入浴券を 入れます。その先に脱衣所入口があります。脱衣籠に服を脱ぎ、その先に大きな岩汲みの 露天風呂があります。カランはありますが、石鹸・シャンプー類はないので、露天のみの 場合は持参しましょう。露天風呂の下を渓流が流れ、深山の秘湯の趣き。露天風呂奥の山の 間からは遠くの山並も見えます。なかなかいいロケーションと雰囲気です。 冬場のせいか大量投入がありますが、ぬるめです。吸込・注入・塩素臭は一切なし、 オーバーフローしたお湯は排水口は落葉が塞いではけ切れず、川の方まで流れています。 文句なしの大量かけ流し。無色透明ですが、肌は成分のせいか青白く見えました。
脱衣場に入った瞬間からかすかに硫黄臭を感じたのにはビックリ。オープン当初の 栃木温泉湯楽の里に似た臭いです。入ると体がアワに包まれ、瞬く間に肌が白くなった のには2度ビックリ。そのアワ付きの良さは山梨のホテル昭和には及びませんが、 フカサワ・山口温泉と互角か、やや上かも。筒からの投入口の湯には大きな泡が含まれて いるのが見えます。栃木ではアワアワ湯はあまり経験がなく、驚きました。 硫黄臭+アワアワ湯は埼玉県所沢市の「むさし野温泉彩ゆ記」が記憶に新しいですが、 やはり栃木まで行くと臭いにしろ、泡付きにしろ、そのパワーが違います。一体、この泡 は何?やはり、冬場の露天での大量投入やぬるめであることが泡付きの良さに関係してる とは思いますが…。世界遺産に指定された日光の近くに安くてアワアワぬる湯大量かけ 流しのお湯があったとは衝撃を受けました。日光に行った際は強くオススメしたいです。
内湯入口に成分値入の分析書、露天風呂に成分値なし湧出量・掘削深度ありの分析書 が掲示されていました。利用状況はなし。以下の通りです。
温泉成分・禁忌症・適応症等掲示表 利用施設名:日光猿軍団オートキャンプ場 浴用に供する場所:高百の湯
女風呂 1 源泉名:高百(今市)温泉 2 ゆう出地:今市市瀬尾字滝室2601番地 3
泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉) 4
ゆう出地における試験成績 平成10年4月17日 (1)泉温:44.6℃(気温14.0℃) (2)水素イオン濃度(pH値):8.6 (3)知覚的試験:微黄褐色で澄明、無味でわずかに硫化水素臭を有する。 5
試験室における試験成績 (1)密度:0.9992 (2)水素イオン濃度(pH値):8.64 (3)蒸発残留物:678.5mg/kg(110℃) (4)成分総計:0.778g/kg (5)試料1kg中の成分 Na=250.2
K=2.2 Ca=8.9 第1鉄=0.2 陽計=261.5 F=14.3 Cl=225.2 HS=0.2 硫酸=118.6
炭酸水素=102.4 炭酸=9.0 水酸化物=0.1 陰計=469.8 メタケイ酸=33.6
メタホウ酸=12.2 非解離計=45.8 遊離CO2=0.4 銅・鉛・カドミニウム・総水銀=0
総ひ素=0.01 この分析成績は鉱泉分析法指針の鉱泉分析試験法による。 分析年月日:平成10年4月23日 分析機関名:社団法人 栃木県薬剤師会
※露天風呂掲示より、 申請者:(株)間中屋、湧出量:162.5L/min(動力揚湯)、地下1500mより湧出
※埼玉・群馬・栃木 温泉写真集2007後編
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.nikko-miyamaonsen-autocampjo.co.jp%2F |
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