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昨日は群馬県藤岡市の桜山公園の冬桜と紅葉を見た後、上野村の浜平温泉「しおじの湯」を 昨年3月3日仮オープン以来約1年半ぶりに再訪しました。昨年10月9日より浜平源泉と湯ノ沢源泉 のブレンドをやめたので、浜平温泉を利用する檜風呂が気になって仕方ありませんでした。
桜山公園からはR462、R299で約50km、1時間。途中は信号がないので、カーナビの設定 時間より30分も早く着くことができます。この前の台風によるがけ崩れのつめ跡が至る ところに残りますが、交互通行で通れます。長野県方面はぶどう峠・十石峠共に災害で 通行止です。湯ノ沢トンネルの南牧村・下仁田町方面は災害のつめ跡がたくさん残る ものの交互通行で通れます。
しおじの湯に着くと駐車場は関東一円からの車で半分くらいの入り、夕方暗くなると 数台を残してほとんど帰ってしまいます。下足入れに靴を入れ、入館券を買い、靴の キーと共にフロントに渡します。大人500円、身障者400円ですが、JRの駅にある小冊子 「イベントフラワーガイド」(12/31まで有効)やイン・タイムスのクーポン(11/30まで有効) で100円引です。入館券は400円の券(70歳以上高齢者)と村内入浴券300円を買いました。 身障者と割引券の併用が可能でずいぶんお安く入浴できます。上野村温泉郷遊湯券 (ヴィラせせらぎ、やまびこ荘、しおじの湯、すりばち荘)で最初の施設利用日から 1年間にすべてを廻ると上野村の特産品がいただけます。
浴室の暖簾をくぐると 「しおじの湯では、露天にある檜風呂には、浜平の源泉を、 内風呂と露天風呂には湯ノ沢の源泉と別々の2種類の源泉を使用しています。 効能もそれぞれ違いますのでお楽しみ下さい。」 との表示が脱衣所内2ヶ所に見られます。また、脱衣所入口には 「露天風呂と内湯
新源泉!湯ノ沢の源泉 泉質:メタけい酸温泉 弱酸性低張性冷鉱泉 メタけい酸含有量が温泉法の限界値以上のため、温泉法にいう温泉に該当している。 無色透明の成分で“温泉にはいると肌がつるつるになる”といわれているのはこの成分に よるもの。潤い効果等があります。」 さらに檜風呂には 「あの幻の名湯!浜平の源泉 泉質:含硫黄-ナトリウム・塩化物冷鉱泉 白く濁った濃い硫黄分に塩分が含まれたもので、そのままでは浴用として濃すぎるため 薄めています。特に切り傷、慢性皮膚病に効果があります」 との表示あり。 分析書はリフレッシュルーム前に新たにパネル展示、脱衣所にもありますが、前回と同じ 湯ノ沢源泉と浜平温泉ブレンド後の数値となっています。別々のを見たかったですが、 分析費用がかかるんでしょうね。
まずは湯ノ沢源泉が満たされた内風呂と露天風呂。鉄分が多いのか、投入口は茶色く 染まっています。なめると最初は感じなかったのですが、2回目には酸味を感じました。 また、秩父の満願の湯や両神薬師の湯そっくりな硫黄臭があります。なるほど前回入った 時と同じようなお湯でしたから、これは浜平源泉によるものではなく、湯ノ沢温泉独自の ものとわかりました。湯ノ沢源泉も規定泉の割には特徴がある感じがしました。 お湯は循環ですが、内湯はオーバーフローがあります。前回は投入がなかった露天風呂も 投入がありました。湯ノ沢源泉は旧奥多野館裏手からパイプで1〜2km引いています。
いよいよ露天に出て、手すりの付近に設置された浜平源泉利用の一人用檜風呂に入ります。 傘がさしてありますが、風で役に立ちません。薄暗くてよくわからなかったのですが、 お湯はわずかに白みかかっていたようです。塩味がして湯の沢源泉や秩父の源泉とは 異質な重い硫黄臭が鼻につきます。加水や循環(熱湯側面噴出あり)のせいか、かなり薄い 感じがします。蛇口は真水と源泉2つありますが、投入は一切なく完全なため湯。 これは浴室横に止めてあるタンク付軽トラックによりローリーされているので湯量的も貴重 らしいやむ得ないでしょうか。これをパイプで引いたら管が腐食してひとたまりもない でしょうし。浴後は強烈に火照りぐったりする感じのパンチの強いお湯でした。浴直後は 肌から硫黄臭もしました。旧・奥多野館時代の浜平温泉は知りませんが、幻の名湯の片鱗に 触れられたようで良かったです。できれば一度加水・循環しない乳白色の浜平温泉に入って みたい感じもしますけど。
しおじの湯全体としては2種類のお湯を別々に味わえるようになって大変良くなった と思います。2種類のお湯の違いははっきりとわかりましたし。大きな収穫はやはり 浜平温泉の片鱗に浸かれたこと、湯ノ沢温泉も思いの他特徴あるお湯だったことに気付 いたことですね。露天風呂は冬季閉鎖されるという話をどっかで聞いたような気がしますが、 そうならない限りはオススメします。春以降なら確実ですね。
※温泉アルバム「埼玉・群馬・栃木 温泉写真集2007後編(しおじの湯目次)」
↓うえのタイムス「特集しおじの湯」
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.uenomura.ne.jp%2Fweb%2Fuenotimes%2F2007vol024%2Fshioji01.html |
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